課題名 | ウ 環境負荷低減に寄与する農業機械・装置等の開発 |
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課題番号 | 2006008596 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター 評価試験部 農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター 基礎技術研究部 農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター 園芸工学研究部 農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター 生産システム研究部 農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター 畜産工学研究部 農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター 特別研究チーム(ドリフト) |
協力分担関係 |
(株)クボタ マメトラ農機(株) 井関農機(株) 小橋工業(株) (株)共立 (株)丸山製作所 ヤマホ工業(株) 日本化薬(株) 徳島県 神奈川県農業技術センター |
研究期間 | 新規2006-2010 |
年度 | 2006 |
摘要 | (1)畑用中耕除草機は、湿潤土壌時の除草性能が良好で慣行機の倍程度の高速作業と燃料消費量の半減が見込めるディスク式の機構を開発し、実用化を前提とした高精度畑用中耕除草機1号機を試作した。また、作物列に対する作業機の追従性を向上させる畑用中耕除草機の溝検出式作物列追従装置を開発した。機械的に茎葉を引抜くいも類の収穫前茎葉処理機は、条間72~75cmのかまぼこ形の畝に適応し、作業能率が50a/h程度の自走式およびトラクタ装着式の実用機を完成し、平成19年に市販化の予定である。水稲の条間、株間の機械除草と同時に米糠を散布する複合除草機を開発し、深水管理を組み合わせることで、水田用除草機による作業回数を削減できる可能性を見い出した。害虫の行動特性を利用した防除装置では、試作した超音波を用いたヤガ類の果実加害抑制装置によってモモ果実への飛来を抑制し、果実の吸汁痕数を20-40%低減させることを確認した。(2)環境保全型汎用薬液散布機は、17年度試作したドリフト低減型ノズルのキャベツを対象にした防除効果試験で、市販ドリフト低減型ノズルと同等のドリフト低減効果を維持しながら慣行ノズルと概ね同等の防除効果を得た。果樹用農薬飛散制御型防除機では、スピードスプレヤー用ドリフト低減型ノズルを試作・試験し、散布装置の左右回動に連動して送風と噴霧の一部が停止する装置を試作し一定の性能が得られることを確認した。ドリフト評価方法では、感水紙を用いた簡便なドリフト測定・評価法と、ネット製の模擬樹を用いたドリフト試験法の実用化に見通しを得た。スピードスプレヤーの運転条件については、園地端部での散布がドリフト発生に影響していることを明らかにした。臭気の効率的な脱臭装置では、中濃度臭気用の脱臭素材としてヤシガラチップを選定し、電気伝導度から循環水中の無機態窒素成分濃度が高い精度で推定できる点を明らかにした。排出ガス評価手法では、その前提となる実働時の負荷計測のために軸トルク測定法の調査結果などをもとに、自脱コンバインエンジンの実働負荷測定装置を試作・試験した。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 環境負荷低減 キャベツ 市販化 除草 除草機 水田 農薬 評価法 防除 水管理 もも |