課題名 | j.病虫害抵抗性、省力・機械化適性、良食味等を有する野菜品種の育成 |
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課題番号 | 200709492 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,レタスビッグベイン研究チーム 農業・食品産業技術総合研究機構,野茶研,野菜育種研究チーム |
協力分担関係 |
STAFF研究所 山口大学 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2007 |
摘要 | 1)「レタス安濃2号」および「SAKS1」等は、レタスビッグベイン病に中程度の抵抗性を示し、球形質も優れ、有望であった。また、遺伝子組換えレタス「MiLV-CP-1」のビックベイン病強度抵抗性がF1や自殖後代に安定して遺伝することを確認した。2)ミラフィオリレタスビッグベインウイルスについて、媒介菌で媒介されない変異株を作出し、媒介菌と当該ウイルスの親和性の機構解明への足がかりを得た。3)ピーマンおよびとうがらし類用台木新品種候補として、PMMoV(P1.2)、青枯病および疫病に抵抗性を有する「トウガラシ安濃4号」を育成した。4)高日持ち性を有するワタアブラムシ・うどんこ病抵抗性アールス系メロン試交系統および根こぶ病抵抗性選抜マーカー付き系統「ハクサイ安濃12号」の特性・系統適応性を評価して有望であることを示す結果を得た。5)黄化葉巻病、青枯病、ToMVに対し複合抵抗性を示すトマトF4世代、養液栽培適性の高い多収性トマト「Geronimo」等を用いた交雑F2世代、およびキャベツの機械化収穫適性として重要な「球の直立性」に関与する胚軸の長さや曲がりの程度の遺伝様式を解析するため、これらの形質に特徴のあるF4~F6世代を選抜した。6)なすの細胞質雄性不稔性・単為結果性BC3系統および短葉性ねぎ試交系統「ネギ安濃交1号、同2号」を選抜した。また、なすでは稔性回復遺伝子が単因子優性に遺伝することを明らかにした。ねぎでは、品種標識マーカーを有する両親系統母本を選抜した。7)きゅうりの食感の良さとCrispness Indexとの間に高い相関があることを明らかにした。世界各地のだいこん品種の中から、グルコラフェニンを多く含む品種および解毒酵素誘導活性の高い品種を見出した。8) ねぎの辛みや短葉鞘性等重要形質の選抜マーカーの開発に向けて、ねぎ連鎖地図上のSSRマーカー100座の座乗染色体を特定することにより、16連鎖群を8本のネギ属染色体に対応付けた。9)媒介虫からキュウリ黄化えそウイルスを検出する改良ELISA法を開発し、遺伝子診断による従来法に比べてコストを1/10に削減するとともに、100検体以上の一斉検定を可能にした。10)着果安定・交配省力化に寄与する多両性花性の中間母本候補「スイカ久安1号」を育成した。 |
カテゴリ | 病害虫 青枯れ病 うどんこ病 黄化葉巻病 機械化 キャベツ きゅうり コスト 省力化 新品種 すいか 水田 台木 だいこん 多収性 単為結果 抵抗性 とうがらし トマト なす ねぎ はくさい ピーマン 品種 メロン 養液栽培 良食味 輪作 レタス わた |