課題名 | i.根圏域における植物-微生物相互作用と微生物等の機能の解明 |
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課題番号 | 200709522 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構,北農研,根圏域研究チーム |
協力分担関係 |
サカタのタネ(株) 北海道立中央農試 日高農業改良普及センター JA平取町 東北大学 北海道立十勝農試 北海三共(株) アリスタライフサイエンス(株) 岐阜大学 十勝農協連・農産化学研究所 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2007 |
摘要 | 1)土壌中のトマト褐色根腐病原菌を特異的に検出できるPCR法を確立し、この手法によって病害発生履歴のある農家土壌と長期病害未発生の農家土壌を識別できた。2)トマト根圏におけるPythium oligandrum(PO)と青枯病菌の相互作用の観察に成功し、POによる青枯病菌の抑制機構の主因は抵抗性誘導である可能性を示した。3)有機および慣行栽培農家土壌で異なる糸状菌群集が形成され、慣行栽培土壌に特徴的な糸状菌種が存在することを明らかにした。4)飽水土壌溶液を用いた、現場に適用可能な土壌硝酸態窒素の簡易分析法を開発した。5)堆肥施用によりスイートコーンが吸収する窒素の主体は土壌中で無機化された窒素であり、子実糖含有率は吸収した窒素量に応じてほぼ決まることを明らかにした。6)一斉分析により、窒素および堆肥施用量に特異的に応答する代謝変動を見出し、これらが異なる年次、生育ステージにおいても共通に存在することを明らかにした。7)水田土壌中への稲わら粉末の添加により、イヌビエ>タイヌビエ>稲の順に出芽が抑制され、その要因の一つは、土壌溶液中に生成される二価鉄であると推察された。 |
カテゴリ | 青枯れ病 水田 抵抗性 トマト 根腐病 |