v.南西諸島における島しょ土壌耕地の適正管理、高度利用を基盤とした園芸・畑作物の安定生産システムの開発

課題名 v.南西諸島における島しょ土壌耕地の適正管理、高度利用を基盤とした園芸・畑作物の安定生産システムの開発
課題番号 200709535
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構,九州研,南西諸島農業研究チーム
協力分担関係 筑波大学
名城大学
鹿児島大学
琉球大学
鹿児島県農業開発総合センター
沖縄県農業研究センター
研究期間 2006-2010
年度 2007
摘要 1)沖縄型堆肥は施用後約300日から窒素が放出され始め、5月に施用することで、これまで作柄が不安定であった翌春作レタスの収量が向上・安定する。施用上限値は初作畑で10t/10a、熟畑では3.5t/10a程度である。南部地域において潜在的には堆肥循環系が成立するが、副資材不足から広域流通による木質資源の確保が必要である。堆肥センターへの機械堆肥散布委託は大規模農家層ほど有利で、作業受託の効率的範囲はハウス栽培で半径14km、露地栽培で半径11km圏である。土砂流出抑制のための草生帯の効率的設置長は、数理モデルから3m程度と判断され、50~90%の流出を抑制できる。二層ろ過において、流入土砂粒径が粗いほど流出防止効果が高く、粒径約12.5 mm以上の土砂流出は完全に防止した。2)レタス新栽培技術体系は、安定した収益性向上効果が認められ、現地農家の実態に応じて個別技術が組合わされて普及が進みつつある。新技術体系導入により、さとうきび大規模生産法人経営では自作経営14ha(借地率7割)+収穫受託10ha程度で自立経営所得水準を、レタス専作経営では90aまでの規模拡大が可能で県の所得目標水準を得られることを明らかにし、モデルとして提示した。沖縄伝統野菜はほとんどが冬野菜で、一般野菜を含めても夏場の自給率は20%を下回り、台風害や干ばつに耐性の高い葉菜類が望まれている。良食味・多収で難穂発芽性の春播きそば「九州5号」は九州平野部で現地適応性が高いことを明らかにした。本品種は「春のいぶき」と命名され、80haへの普及が見込まれる。
カテゴリ 規模拡大 経営管理 栽培技術 さとうきび そば 伝統野菜 春作 品種 良食味 レタス

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