課題名 | e.良食味で加工適性に優れた甘しょ品種の育成と新たな有用特性をもつ甘しょ育種素材・系統の開発 |
---|---|
課題番号 | 200709565 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構,九州研,サツマイモ育種研究チーム 農業・食品産業技術総合研究機構,作物研,サツマイモ育種研究チーム |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2007 |
摘要 | 1)食用・加工用については、いもの外観や食味が優れ、サツマイモネコブセンチュウ抵抗性を持つ「九州161号」を新配布系統として選抜した。「べにはるか」はサツマイモネコブセンチュウのレース1と3に対して強の抵抗性を示すことを明らかにした。甘しょ近縁野生種においてAFLPマーカーの連鎖地図を作成した。原料用については、親いも低肥大性の系統育成に向けた交配を行うとともに、「ムラサキマサリ」より直播適性が高い系統17点を選抜した。また、低温糊化性でん粉を有し、標準品種並みのでん粉重を示す「九州159号」を有望系統として選抜した。2)青果用の「関東124号」は埼玉県で有望と判定された。また、加工用「関東127号」は低収であったが蒸切干品質は非常に優れていることを明らかにした。甘しょ蒸煮塊根の肉質の違いには、塊根の水分、でん粉含量や細胞形態が関与し、でん粉が少なく、水分の多い品種・系統は糊化したでん粉や細胞が融合し、粘質な肉質になることを明らかにした。肉質が粘質な品種・系統は干しいもにおけるシロタの発生が少ないことを明らかにした。遺伝資源等の低温耐性を水耕簡易検定法で評価して交配親を選定し、交配後代の実生選抜個体の低温耐性の評価により21個体を選抜した。立ち型草姿としてやや立ち型の3個体を選抜した。 |
カテゴリ | 育種 遺伝資源 加工 加工適性 簡易検定法 かんしょ 耐寒性 抵抗性 評価法 品種 良食味 |