e.農産物・食品の機能性評価技術の開発及び機能性の解明

課題名 e.農産物・食品の機能性評価技術の開発及び機能性の解明
課題番号 200709574
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構,食品総合研究所,食品機能研究領域
農業・食品産業技術総合研究機構,食品総合研究所,食品分析研究領域
農業・食品産業技術総合研究機構,食品総合研究所,食品バイオテクノロジー研究領域
農業・食品産業技術総合研究機構,食品総合研究所,食品素材科学研究領域
協力分担関係 (独)国際農林水産業研究センター
国立健康・栄養研究所
東京医科歯科大学
東京大学
三菱レイヨン(株)
ゼリア新薬工業(株)
玉川大学
近畿大学
不二たんぱく質研究振興財団
三島海雲記念財団
研究期間 2006-2010
年度 2007
摘要 1)アレルギー発症モデル動物を用いた実験では、免疫担当細胞が抗原のマーカとして利用可能なサイトカイン生産特性を示すことを見出した。2)DNAマイクロアレーを用いたニュートリゲノミクス研究においては、たまねぎの黄色色素であるケルセチンが肝臓の薬物代謝酵素遺伝子の発現とその酵素活性を上昇させ、過剰摂取では細胞内たんぱく質の輸送等に関与するユビキチンC遺伝子の発現を抑制することを見出した。3)先進的な機能性の評価法として、アレルゲン性、抗アレルゲン性評価用繊維型DNAチップの最適化を進め、商品化に成功した。また、高血糖に伴う生理障害の指標となる終末糖化産物(AGE)のレセプター(RAGE)を用いる評価法の開発を進め、RAGEの構成単位であるV領域がAGE認識素子として機能することを見出し、簡便なELISA法による評価も可能であることを明らかにした。4)代表的なフラボノイドである大豆のイソフラボンを、より女性ホルモン作用の強いエコールに代謝するヒト大腸由来の細菌2種を見出した。また、種々の乳酸菌のエコール生産制御作用を検討し、促進に関与する乳酸菌、抑制に関与する乳酸菌をそれぞれ明らかにした。5)即時型アレルギー性炎症抑制作用は、パセリでは80%アルコール抽出物で強く、その作用はヒスタミン遊離阻害によることを明らかにするとともに、新たにコーヒーがアレルギー性炎症抑制作用を示すことを見出した。6)研究所横断的な機能性評価技術の構築に向け、抗酸化性評価系であるORAC(Oxygen Radical Absorbance Capacity)法の標準化のためのプロトコールを作成し、「機能性評価マニュアル集第2集」に収載出版した。また、評価法の妥当性確認のため、そのプロトコールを抗酸化性成分標準品とともに農研機構内の各研究所に配布した。
カテゴリ 機能性 生理障害 大豆 たまねぎ パセリ 評価法 輸送

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