課題名 | b.花きの品質発現機構の解明とバケット流通システムに対応した品質保持技術の開発 |
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課題番号 | 200709577 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構,花き研,花き品質解析研究チーム |
協力分担関係 |
東京農工大学 東京農業大学 鹿児島大学 東京理科大学 筑波大学 千葉大学 慶応大学先端生命化学研究所 茨城県医療大学 (独)日本原子力研究開発機構 北海道立花・野菜技術センター |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2007 |
摘要 | 1)チューリップ花弁の老化にはプログラム細胞死(PCD)が関与していないことを明らかにした。アサガオにおいては、老化関連遺伝子を導入することでPCDの進行が促進されることを明らかにした。キンギョソウ花弁の縁辺と花筒では細胞肥大の機構が異なることを明らかにした。ばら切り花を出荷前とバケット輸送中にスクロースと抗菌剤を含む液で処理することにより、ばら切り花の品質保持期間が現行方式の2倍以上延長することを明らかにした。2)ペチュニアにおいて、覆輪形成には1つ以上の劣性遺伝子が必要であること、およびフルアクリピウムは覆輪模様を変化させる化合物であることを明らかにした。黄色花色を持つツバキ「キンカチャ」の黄色は、フラボノイドとアルミニウムの相互作用により発現することを明らかにした。ペチュニアにおいて、順化時の光量の上昇により香気成分の発散量と内生量が増加することを明らかにした。3)ペチュニアから、サイトカイニン初期応答系遺伝子を複数単離し、これらの発現量が大輪品種と小・中輪品種では異なることを明らかにした。トレニアにおいて、ホルクロルフェニュロン処理によって発生した副花冠の形が、ホメオティック遺伝子の発現パターンによって制御されることを見出した。トレニアにおいて、サイトカイニン関連遺伝子の導入により、花弁周縁の鋸歯と副花冠が発生した形質転換体が作出できた。 |
カテゴリ | あさがお 加工 くり 出荷調整 チューリップ トレニア ばら 品質保持 品種 ペチュニア 輸送 |