小麦子実のマイコトキシン汚染に対するリスク管理技術の開発-収穫・乾燥調製法と汚染程度評価法の開発-

課題名 小麦子実のマイコトキシン汚染に対するリスク管理技術の開発-収穫・乾燥調製法と汚染程度評価法の開発-
研究機関名 北海道立中央農業試験場
研究分担 生産・機械
作開・畑作
クリーン・病虫
研究期間 新H15~16
年度 2003
摘要 目的:小麦中のデオキシニバレノール(DON) 汚染程度を暫定規制基準未満に低減する収穫、乾燥、調製技術および汚染程度評価手法を構築する。 成果:(1)収穫時水分33%の「春よ恋」を循環式乾燥機で乾燥し、半乾貯留した。フレコンバッグ貯留・無通風条件において、子実水分14~17%ではDON濃度が100ppbから300ppbの変動範囲で増減しながら推移し、増加は認められないが、18%(17.8%)では貯留中に小麦のDON濃度が増加した。貯留中、マイコトキシン産生菌の分離率に変化は認められず、DON濃度推移の差は子実水分だけでなく貯留開始時のDON濃度レベルの違いによる影響が考えられた。(2)DON濃度2735ppbの「春よ恋」を篩目2.3mmで粒厚選別を行った結果、歩留97%製品のDON濃度は2453ppbであった。(3)DON濃度2154ppbの「春よ恋」を比重選別機で選別した結果、デッキ出口における製品のDON濃度は屑口側ほど高い。歩留約65%の製品のDON濃度は800ppbであった。比重選別機で再度選別した結果、デッキ出口におけるDON濃度の差は小さく、歩留94.3%で製品のDON濃度は721ppbと効果は低かった。比重選別と同一原料を光学式選別機で選別した結果、歩留を下げても変化は小さく、歩留約90%の製品のDON濃度は864ppbであった。比重選の製品を再度光学式選別機で選別すると歩留97%の製品のDON濃度は536ppbであった。 (4)比重選別による選別後の小麦のDON濃度は容積重との相関が認められた。  (5)反射型近赤外分析計による生麦における予測標準誤差(SEP)は約1000ppb、乾麦では600ppb程度であった。抽出、濃縮により検量線精度が向上したが、RPD値(Ratio of standard deviation of reference data in validation set to SEP )は2.5未満であり、2もしくは3段階程度の粗選別への利用が考えられる。一方、乾麦を用いて透過型近赤外分光計においてDONランク(Rank1<2ppm≦Rank2<5ppm≦Rank3)による分別を試みたところ、推定値で2ランク異なるサンプルはなかった。
研究対象 小麦
戦略 土地利用型農業
専門 病害虫
部門 麦
カテゴリ 害虫 乾燥 管理技術 近赤外分析 小麦 評価法

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