22.新省力機械化を中心とした高度水田輪作技術体系の確立 (6)畑作物の作柄に及ぼす気象要因の解析と時期別栽培技術情報の提供

課題名 22.新省力機械化を中心とした高度水田輪作技術体系の確立 (6)畑作物の作柄に及ぼす気象要因の解析と時期別栽培技術情報の提供
研究機関名 秋田県農業試験場
研究分担 作物部
研究期間 完H12~15
年度 2003
摘要 目的:大豆の主要品種を対象に、生育経過と収量を調査し、作況解析の資料とする。方法:1)試験場所・秋田農試(表層多腐植質黒ボク土)。2)調査対象品種・生産力検定本試験の標播、晩播、極晩播のリュウホウ、タチユタカの2品種。3)調査方法・(1)標播の2品種を6月下旬~9月上旬まで10日毎に草丈、主茎節数、分枝数を調査、(2)収量及び収量構成要素を2品種について調査。4)耕種概要・奨励品種決定調査・生産力検定本試験に準ずる。結果:「気象経過」・播種時期は好天に恵まれたが、降雨が少なく土壌が乾燥していたため、一部で出芽の遅れや不揃い、欠株がみられた。また土壌水分の不足から除草剤の効果が低下し、雑草の発生が多くなった。6月6半旬以降の気温は平年より低く長期間継続したため生育は停滞した。8月上・下旬は、最低気温が高く、降雨、日照不足で経過したため、生育は徒長気味になり蔓化や倒伏がみられた。また台風による塩害や風害が発生し早期落葉したことから登熟不良で、未熟粒等の増加により等級が低下した。収穫時期は比較的好天に恵まれ刈り取りは順調であった。「生育経過」草丈は開花期頃までは平年よりやや短く、開花期以降は平年並みか長めに推移した。主茎節数は、リュウホウが開花期頃までは平年より少なく、開花期以降は平年並みになった。タチユタカは平年より多めに推移した。分枝数は平年より多かった。開花期はリュウホウが7月27日(平年差+1日)、タチユタカが8月6日(+7日)で、成熟期はリュウホウが10月12日(+7日)、タチユタカが10月30日(+13日)でともに平年より遅かった。播種期から開花期までの日数は平年よりリュウホウが3日多く、タチユタカが9日多かった。開花期から成熟期までの日数は平年より6日多かった。
研究対象 大豆
戦略 土地利用型
専門 栽培生理
部門 大豆
カテゴリ 病害虫 乾燥 機械化 栽培技術 雑草 除草剤 水田 大豆 播種 品種 輪作

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