大和肉鶏の生産コストの低減(14)

課題名 大和肉鶏の生産コストの低減(14)
研究機関名 奈良県畜産技術センター
研究分担 育種改良係
研究期間 継H5~17
年度 2003
摘要  大和肉鶏は、主として市販のブロイラー用配合飼料を用いて飼養されているが、ブロイラーと比較して腹腔内脂肪が少なく、歯ごたえや味覚の点でも高い評価を得ている。これを更に高めると共に飼料費を節減し、飼養効率を改善するため自家配合飼料の検討を行う。 〈試験区分〉試験区:自家配合飼料(CP17.90%、ME3,047Kcal/kg) 有用菌製剤添加、コクシジウムワクチン投与(6日齢) 主要原料(%):トウモロコシ(55.5)、大豆粕(16.6)、脱脂米ヌカ(5.0)、一般フスマ(5.0)、殻付き圧片大麦(6.0)、ビール酵母(6.0)、大豆白絞油(3.0) 対照区:後期市販配合飼料(CP18.0%、ME3,200Kcal/Kg)(4~16週齢)、休薬市販配合飼料(CP18.0%、ME3,150Kcal/Kg)(16週齢~) 育成率は、対照区の97.7%に対して100%と優れた。16週齢まで体重は、対照区が有意に重く推移したが、18週齢時には差が縮まり雌雄平均増体日量差は 1.0gとなった。飼料摂取量は試験区が 4.3g少なかったため、飼料要求率 は0.03優れた。と体検査成績では、と体割合と正肉歩留り率に一定の傾向が無かったが、腹腔内脂肪率は雌雄ともに試験区が有意に低かった。筋肉内粗脂肪割合でも雄のむね肉に有意差が認められたのを始めとして、全てで試験区が低かった。筋肉の色調では有意な項目も認められたが一定の傾向を示さなかった。脂肪の明度と赤色度は試験区が高かった。飼料費は市販の配合飼料に対して購入単価、飼料費とも80%台に節減できた。本飼料は後半回復傾向にあったものの増体重が少なかった。コクシジウムワクチンについては、従来と同様にオーシストを最後まで順調に排泄し続けた。
研究対象 肉用鶏
戦略 畜産
専門 飼養管理
部門
カテゴリ 大麦 コスト 飼育技術 大豆 大豆粕 とうもろこし

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