課題名 |
大和肉鶏による果樹園の下草管理に関する調査(2) |
研究機関名 |
奈良県畜産技術センター
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研究分担 |
育種改良係
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研究期間 |
完H15~16 |
年度 |
2003 |
摘要 |
果樹園芸において下草管理は病害虫対策、肥料養分の確保等重要な作業の一つであるが、大部分が夏場に集中する重労働でもある。そこで、鶏による管理作業の可能性を調査するため大和肉鶏を使ってブルーベリー園、桃園での調査を行ってきた。今回は桃園における雑草の消長を考慮し導入、調査を行った。<試験区分>試験区:桃園放飼場(165m2)50羽(1羽/坪)、 対照区:ウィンドレス鶏舎150羽(25羽/坪)<結果>植生および除草の効果:桃園への導入は4月3日(5週齢)に行い、8週齢までは春草の勢いが勝り草丈、草量は増加傾向であった。12週齢では草勢は落ち着き、以後鶏の採食により急速に裸地が増加した。除草効果は概ね満足のいくレベルであり、導入時期をもう少し早めることが出来れば飼料摂取量の少ない導入初期の除草効果も高まると考えられた。 生産性:育成率は98.0%、飼料要求率は4.45と0.13ポイント対照区に劣った。体重は8週齢以降雌雄ともに試験区が小さく推移し、18週齢では雄3490g、雌2427gで共に有意な差となったが、出荷体重としては問題のないレベルであった。鶏の運動量にはかなりの差があると思われたが、ムネ肉せん断力価には差が見られなかった。
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研究対象 |
肉用鶏
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戦略 |
畜産
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専門 |
飼養管理
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部門 |
鶏
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カテゴリ |
肥料
病害虫
雑草
飼育技術
出荷調整
除草
鶏
病害虫防除
ブルーベリー
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