課題名 |
食品製造副産物等の低・未利用資源の飼料利用 |
研究機関名 |
広島県立畜産技術センター
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研究分担 |
環境資源部
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研究期間 |
H14~15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
(1)試験の背景とねらい 「食品リサイクル法」の施行により食品製造副産物の飼料利用の必要性が高まっている。食品製造副産物を飼料利用する際の課題は,食品工場から農家までの輸送や保管にかかるコストである。そこで,食品製造副産物の減容,保存技術を検討する。 また,機能性成分を含有する食品製造副産物の給与が,家畜の生産性に及ぼす影響についても検討する。(2)試験項目,実施年度とその概略 ア 食パンミミの減容・保存技術と乳牛の嗜好性調査 (H14) イ 豆腐粕の減容,成型,保存技術 (H15) ウ 緑茶ガラ給与による採卵鶏,肥育豚の生産性向上 (H14~15)(3)平成15年度 成果の概要 ア 豆腐粕の成型,保存技術 豆腐粕(含水率80%)は,A社製乾燥造粒装置の利用により3時間30分で含水率10%(容積は1/5)まで乾燥できたが,造粒はできなかった。乾燥させることにより,豆腐粕の長期保存が可能となった。ペレット成型の際,豆腐粕の混合割合を最も高めることができたのはアルファルファミールで,豆腐粕:アルファルファミールは3:1(原物重量比)であった。豆腐粕と米糠または肥育豚用市販配合飼料の混合割合は,1:1が限界であった。ペレット成型による,飼料成分の変化は認められなかった。 イ 緑茶ガラ給与による採卵鶏,肥育豚の生産性向上 緑茶ガラ給与により採卵鶏の産卵率は低下し,生産性の向上は実現できなかった。 肥育豚の腸内環境は,緑茶ガラ給与により改善されたと思われる。有意差は認められなかったが,肥育豚の増体および飼料効率は,緑茶ガラ1%区が最も良い傾向にあった。
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研究対象 |
共通
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戦略 |
畜産
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専門 |
環境
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部門 |
牛
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カテゴリ |
アルファルファ
乾燥
機能性成分
コスト
飼料効率
茶
鶏
乳牛
豚
未利用資源
輸送
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