菜豆(金時・手亡)の低損傷収穫技術

タイトル 菜豆(金時・手亡)の低損傷収穫技術
担当機関 十勝農試
研究期間 2001~2003
研究担当者 鈴木 剛
発行年度 2003
要約 菜豆収穫時の収穫総損失 5%以下を目標に、コンバインおよびピックアップスレ ッシャを開発改良した。収穫総損失は「大正金時」で 2~5%、「福勝」のコンバイン収 穫で 3~6%、スレッシャ収穫で 4~6%、「雪手亡」で 1~4%である。
キーワード インゲン、菜豆、収穫、コンバイン、ピックアップスレッシャ
背景・ねらい 十勝地方の菜豆は輪作体系上重要な作目であり、特に金時は秋まき小麦の前作として広く作付けされている。菜豆は収穫期の成熟のばらつきが大きく、一斉収穫が困難であり、 収穫作業の省力化は遅れている。菜豆の加工用途は金時が主に煮豆、手亡が主に餡である が、金時では脱穀時に発生する皮切れ粒が煮豆加工上大きな問題となっており、皮切れ粒 などの損傷粒の発生が少ない収穫技術が要望されている。
菜豆(金時・手亡)において、収穫損失の低減、損傷粒の大幅な低減による高品質省力 収穫、安定生産を図るため、コンバインおよびピックアップスレッシャの開発改良を行い、 開発機による低損傷収穫技術を明らかにする。
成果の内容・特徴 1.菜豆収穫が可能な豆用コンバイン 3 機種とピックアップスレッシャ 2 機種の開発改良を行い、収穫試験を行った。主な改良点はこぎ歯・受網形状、こぎ胴周速度の可変な どである(表 1)。3 カ年の試験結果から、収穫総損失 5%を目標に菜豆(金時・手亡) 収穫法をまとめた(表 2)。
2.金時の豆用コンバイン収穫では、子実水分は「大正金時」が 18~26%、「福勝」が 19 ~25%、こぎ胴周速度は 4.7~5.6m/s、送塵弁位置は 6 以上が望ましい。倒伏角が 45° 以上の場合は作業速度を落とし、75°以上では追い刈り収穫を行う。収穫総損失は「大 正金時」で 2~5%、「福勝」で 3~6%である。
3.金時のピックアップスレッシャ収穫では、子実水分は「大正金時」が 18~26%、「福 勝」が 19~25%、こぎ胴周速度は 3 胴式で 5.4~6.6m/s、2 胴式で 6.1~6.9m/s が望 ましい。収穫総損失は「大正金時」で 2~5%、「福勝」で 4~6%である。
4.金時収穫時の損傷は、「福勝」で発生しやすいが、損傷粒 1.5%未満で収穫できる。 5.「雪手亡」の収穫では、子実水分は 18~20%、こぎ胴周速度は豆用コンバインで 5.5 ~10m/s、スレッシャの 3 胴式で 8m/s、2 胴式で 11m/s が望ましい。収穫総損失は 1~4%である。汚れ指数はいずれの収穫法も 0.2 以下と軽微であった。
成果の活用面・留意点 1.改良した豆用コンバイン、ピックアップスレッシャにより、収穫総損失の少ない金時および手亡の収穫が可能である。
2.子実水分を穀物水分計などで測定し、適正なこぎ胴周速度で収穫作業を行う。
3.手亡収穫試験は、乾性火山性土および沖積土、子実水分 20%程度における結果である。
カテゴリ 加工 小麦 省力化 輪作体系

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