| タイトル |
鶏卵の鮮度に対する一般消費者の評価基準 |
| 担当機関 |
大阪府立農林技術センター |
| 研究期間 |
1997~1997 |
| 研究担当者 |
笠井浩司
出雲章久
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
消費者は鶏卵の鮮度を重視しており、鶏卵の絶対評価値や購入意欲の得点は、ハウユニット値と高い相関関係を示す。また、ハウユニット値85以上の鶏卵の評価は際立って高く、65以下では大きく低下する傾向が認められる。
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| 背景・ねらい |
鶏卵は唯一直販になじむ畜産物であり、直販の推進は、養鶏農家の経営改善に向けた重要な方策である。消費者が直販の鶏卵に強く鮮度を求めていることから、新規顧客を常連客にするための目玉となる鮮度、常連客の客離れを防ぐための必要な鮮度に関して、消費者の評価基準を明らかにするため、アンケートとパネルテストを実施する。
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| 成果の内容・特徴 |
- アンケートでは鶏卵に求める品質や購入時の注意点等を調査した。パネルテストでは、ハウユニット(HU)の異なる鶏卵に対する、10点満点の絶対評価と、3段階(-1;安くても買わない、0;どちらでもない、+1高くても買いたい)での購入意欲を調査した。
- 調査は250人規模で2回行った。対照の平均年齢は38.5才で、女性が約65%を占めている。
- アンケート調査から、消費者は鶏卵の鮮度を非常に重視していることが窺われる。
- 鶏卵の評価は、HU値65と85前後を境界として、3段階に分かれる(表1)。
- 個々の鶏卵に対する絶対評価はばらつきが大きいものの、その平均値や購入意欲得点とHU値との間には、高い相関が認められ、(図1・2)消費者の評価は正確である。
- HU85以上の鶏卵のみは、低い点数をつける人が無いという、特殊な評価が与えられ、ばらつきも小さく、高くても買いたい消費者が非常に多い(図1・3,表1)。
- 卵黄色の淡いものや血斑は評価を下げる原因となる(表1)。
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| 成果の活用面・留意点 |
消費者は鮮度を重視している。HU85以上の鶏卵は、際立って高い評価を受けていることから、直販の目玉商品として、消費者に直販鶏卵の鮮度を強くアピールし、固定客を獲得する際に活用することが出来る。また、HU65以下の鶏卵は、安くても買いたくないと評価されていることから、直販する鶏卵のHUの最低レベルをHU70以上に保つことが固定客を失わないために重要となる。直販の推進には、こうした条件を満たすべく、産卵鶏の月齢や季節要因、および鶏卵の取扱いを考慮するように指導することが必要である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
経営管理
鶏
評価基準
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