樹別交互結実栽培による「青島温州」若齢樹の連年生産技術

タイトル 樹別交互結実栽培による「青島温州」若齢樹の連年生産技術
担当機関 山口県大島柑きつ試験場
研究期間 1993~1997
研究担当者 宮田明義
棟居信一
発行年度 1997
要約 青島温州若齢樹における樹別交互結実栽培は、果実の品質向上と連年生産 および省力化を可能にする。
背景・ねらい  高糖系ウンシュウは高品質な果汁内容をもつ反面、とくに若齢樹では大果、強樹勢、強隔年結果性等の特性もあわせもつ。したがって、高品位果実の連年生産には困難をともなうため、品種更新による経営改善効果が発揮されていない。そこで、樹別あるいは 園地別で毎年交互に結果させる方法(樹別交互結実,図1)の確立によって、高品質果実の連年生産と省力化を図る。
成果の内容・特徴
  1. せん定は切り返し主体の予備枝設定の形で行い、時期としては7月10日~7月30日までが適当である(表1)。予備枝の必要本数は15~16本/m3 であり、その時の 除葉率は30~40%とする。
  2. 摘果は9月上旬~10月上旬にかけて行い、葉果比15~20程度に仕上げるのが適当である。
  3. 生産年に慣行施肥量を30%増やすことにより、収量の増加と果実品質の向上効果が得られ(表2)、遊休年には30%減肥することによって、優良な結果母枝が得られる。
  4. 本結実法によって摘果時間が70%、防除時間が40%削減され、全体では15%程度の省力効果が得られる。

成果の活用面・留意点
  1. 12~13年生以下の青島温州で活用できる。
  2. 本結実法は、有効土層の深い園地および土壌水分の多い園地において、とくに効果を発揮する。
  3. 夏季せん定後に発生する新梢を保護するため、ミカンハモグリガの防除が必須である。

図表1 210412-1.gif
図表2 210412-2.gif
図表3 210412-3.gif
カテゴリ 病害虫 経営管理 省力化 施肥 品種 防除

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