琵琶湖管理派生物である水草の牛ふんとの混合堆肥化処理による資源化

タイトル 琵琶湖管理派生物である水草の牛ふんとの混合堆肥化処理による資源化
担当機関 滋賀県畜産技術振興センター
研究期間 1998~1998
研究担当者 土井真也
渡辺千春
藤田耕
発行年度 1998
要約 水草は牛ふんと混合して、水分を70%に調整すると、臭気が問題にならず堆肥化が可能である。水草をコーンハーベスタで裁断することにより、ロータリー式攪拌発酵施設が利用できる。
背景・ねらい  琵琶湖において夏季に繁茂する水草(オオカナダモ、コカナダモ等)は、水質を悪化させるばかりでなく、船舶の航行や係留の妨げになることから刈り取られている。しかし、そのまま放置しておけば異臭を放ち廃汁が流れだすため、焼却や土中埋却処理を行っているが、環境に与える影響が懸念される。
 そこで、畜産農家の持つ発酵素材としての家畜ふんと発酵処理技術および施設を利用した水草の混合堆肥化処理について検討し、有機廃棄物の資源化を図る。
成果の内容・特徴
  1. 水草はコーンハーベスタによって容易に裁断でき、ロータリー式攪拌発酵施設へ投入しても、攪拌機に負担がかからない(図1)。
  2. 水草は裁断すると、無裁断に比べ容積が約60%減少する(図1、表1)。
  3. 堆肥化過程の臭気は水草との混合により悪化することはない(表2)。
  4. 水草の混合割合の違いによる堆肥成分値の変動は小さい(表3)。
  5. 開始30日後の腐熟度から、混合時の水分を70%にまで落とすように牛ふんと水草投入量を調整することにより堆肥化が可能である(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 畜産農家既存の強制発酵処理施設が利用できる。
  2. 混合時の水分が70%以下になるように牛ふんと水草の水分含量に留意し、それぞれの投入量を調整する。
  3. 完熟堆肥を得るためには30日以上の発酵日数が必要である。
図表1 210566-1.gif
図表2 210566-2.gif
図表3 210566-3.gif
図表4 210566-4.gif
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