| タイトル |
ドナー胚のガラス化保存技術 |
| 担当機関 |
兵庫県立中央農業技術センター生物工学研究所 |
| 研究期間 |
1998~2001 |
| 研究担当者 |
浜田由佳子
冨永敬一郎
有吉哲志
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
受精卵核移植のドナー胚として、体外受精4日目胚をガラス化保存し、融解後一日培養して核移植を行うと、胚盤胞への発生率が高い。核移植後の胚盤胞を移植して産子が得られる。
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| 背景・ねらい |
受精卵クローン牛生産技術では、ドナー胚の確保が必要である。初期胚の生存性が高い超急速ガラス化保存法を用いて、体外受精後の初期胚をガラス化保存し、保存するドナー胚の発生日齢が核移植後の発生率に及ぼす影響を調べた。また、核移植によって作製した胚盤胞の移植による子牛生産を試みた。
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| 成果の内容・特徴 |
- 体外受精および体外培養はUllahらの方法(1997)に準じて行った。受精4日目と5日目の16~32細胞期胚を超急速ガラス化保存法で保存した。
- ガラス化方法としてはVajtaらの方法(1998)を用いた。
ガラス化液(0.6Mシュクロース+20%エチレングリコール+20%デムゾを含む20%血清加TCM199液)に胚を入れ、少量のガラス化液とともに胚をストローに吸引後、液体窒素へ浸漬して保存した。融解は、加温した0.25Mシュクロースを含む33%血清加TCM199液にストローを浸漬して行い、培養液へと移し変えた。4日目のガラス化胚は融解後1日間、5日目のガラス化胚は融解後短時間培養し、核移植に用いた。
- 核移植用のレシピエント卵子を作成するために、未受精卵子を押し出し法で除核し、活性化処理を行った。ドナー割球をレシピエント卵子内へ挿入し、電気刺激で両者を融合させた。融合後の胚を7~8日間培養して発生率を比較した。
- ガラス化保存するドナー胚の発生日齢別の核移植成績では、融合率には差がなく、分割率と胚盤胞率において、4日目ガラス化胚の方が有意に高かった(表1、図1)。
- 経腟採卵技術で採取した卵子に体外受精を行い、4日目胚をガラス化し、8日間保存した。核移植の前日に融解し、一日培養した胚をドナー割球として核移植を行った。発生した3個の胚盤胞を3頭に移植した結果、1頭の産子が得られた(表2、図2)。
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| 成果の活用面・留意点 |
ドナー胚を随時融解して核移植が行えるため、計画的な核移植作業が可能になる。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
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