| タイトル |
超微粒子噴霧機を用いたホルマリンガスによる稚蚕飼育装置内の消毒 |
| 担当機関 |
群馬県蚕業試験場 |
| 研究期間 |
1998~1999 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1998 |
| 要約 |
超微粒子噴霧機を用いたホルマリンガスによる核多角体病ウイルス及び細胞質多角体病ウイルスの不活化条件を明らかにし、稚蚕飼育装置内の簡易な消毒技術を確立した。
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| 背景・ねらい |
大規模超多回育養蚕においては、過酷な消毒作業の効率化・軽作業化が図れる消毒技術の開発・改善が急務である。一方、多回育農家において個人稚蚕人工飼料育が普及しているが、その飼育装置の簡易な消毒技術は確立されていないのが現状である。そこで、飼育装置内の簡易な消毒技術を確立するために、超微粒子噴霧機によるホルマリン原液噴霧技術を検討し、ホルマリンガス濃度とウイルス不活化条件を明らかにする。
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| 成果の内容・特徴 |
- 稚蚕飼育装置内の消毒方法は、小型超微粒子噴霧機(JPクラールス社製、ジェットパーフェクター)を図1のように設置し、所定量のホルマリン原液を対角線上に噴霧し、サーキュレーターで気流を発生させ、所定時間密閉を確保する。
- ホルマリン原液噴霧量15ml/立方mで、飼育装置内18ケ所(図1)の核多角体病ウイルス(NPV)が完全に不活化され、セイロ(蚕箔)及び飼育装置内をむらなく消毒できる(表1)。
- 稚蚕飼育装置内のホルマリン原液噴霧による消毒は、噴霧量5ml/立方mで密閉状態を7時間以上保つことにより消毒できる(図2)。すなわち、噴霧1時間後のホルマリンガス濃度が400ppm(20℃での温度補正値)以上あり、NPVは噴霧後1時間、細胞質多角体病ウイルス(CPV)は噴霧後7時間で完全に不活化される。
- 曝露1時間でNPVを完全に不活化できるホルマリンガス濃度は385ppm(20℃での温度補正値)であるが、CPVは720ppm(20℃での温度補正値)でも不完全である(図3)。
- CPVは、NPVよりもホルマリンガスに対して抵抗性が大きい(図2、図3)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 個人稚蚕人工飼料育農家が、多回育による重複蚕期に短時間・軽作業で消毒が行える。
- 稚蚕飼育装置内の気流・密閉度を7時間以上確保することが必要である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
カイコ
抵抗性
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