タイトル | 空気エゼクタの原理を利用した腐食性臭気ガスの搬送装置 |
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担当機関 | (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 畜産草地研究所 |
研究期間 | 2002~2004 |
研究担当者 |
阿部佳之 伊藤信雄 福重直輝 朴 宗洙 本田善文 |
発行年度 | 2004 |
要約 | 市販のターボファンと塩化ビニル配管材を組み合わせた簡易な臭気ガス搬送装置。空気エゼクタの原理を利用して配管の途中から腐食性の臭気ガスを吸引するので、ファンの劣化を防止できる。 |
キーワード | 畜産環境、家畜ふん尿、空気エゼクタ、臭気ガス、脱臭、吸引、腐食 |
背景・ねらい | 家畜排せつ物を処理する際に、土壌や木質系チップを利用して臭気を脱臭するシステムが近年普及している。しかし、臭気ガス中に硫化水素やアンモニア等の腐食性ガスが高濃度で存在する場合には、臭気ガスを搬送するファンが数ヶ月で腐食、劣化する場合があり、脱臭能力が極度に低下する。そこで、空気エゼクタの原理によってファンが腐食性の強い臭気ガスと直接接触せずに脱臭槽へ搬送できる装置を開発する。 |
成果の内容・特徴 | 1. 図1)。 2. 表1)。 3. 図2)。 4. 表2)。 5. 表1)。 |
成果の活用面・留意点 | 1. 送風抵抗を把握することで、土壌脱臭槽以外にもモミガラ、木質系チップ等を脱臭資材とする脱臭槽への臭気ガス搬送に適用できる。 2. 長期間にわたり吸引装置を運転停止する場合には、ノズルを介してファンに臭気ガスが逆流することがあるので、運転停止中にはノズルに栓をするなどの対策が必要(間欠運転の場合は対策不要)。 3. 臭気ガスをファンからの噴流で希釈しながら脱臭槽へ搬送する方式であり、希釈せずに搬送したい場合には、耐食加工された小容量のファンを導入する方が低コストになる場合がある。 |
カテゴリ | 加工 低コスト |