タイトル | スパイクアタッチメント付ロールベールグラブを用いた細断ロールベールの解体法 |
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担当機関 | 畜草研 |
研究期間 | 2003~2004 |
研究担当者 |
浦川修司(三重県) 喜田環樹 吉村雄志(三重県) 重田一人 松尾守展 |
発行年度 | 2004 |
要約 | 細断型ロールベーラで調製したロールベールを、スパイクアタッチメントを装着したベールグラブを利用し省力的に解体する方法。ラップフィルムとネットを除去してロールベールサイレージを取り出すことができる。 |
背景・ねらい | 細断型ロールベーラは高密度で高品質のサイレージが調製でき、TMR体系での利用も期待されている。しかし、細断ロールベールは解体時にラップフィルムとネットを除去すると崩れやすく、さらにネットは切れやすいためロールベールサイレージから完全に取り除くのが難しい。そこでラップフィルムとネットを省力的に除去するため、市販のロールベールグラブに装着可能なスパイクアタッチメントを用いた細断ロールベール解体手法について検討する。 |
成果の内容・特徴 | 1. 図1)。ベースは細断ロールベール(90cm径)を把持する際のサイズ調整を果たす。アタッチメントを外せば、通常のロールベールの搬送が可能である。 2. 図2)。その際、細断ロールはロールベールグラブにより把持されているため、崩れはみられない。次にロールベールグラブをゆっくり開くと、ラップフィルムとネットはスパイク爪に残り、サイレージを解体場所に落とすことができる。スパイク爪に残ったラップフィルムとネットは簡単に外すことができる。所要時間は3分/個程である。 3. 図3)。 |
成果の活用面・留意点 | 1. スパイクアタッチメントは鋼材、鉄筋等で自作できる。 2. 両開きタイプのロールベールグラブを対象としている。片開きタイプの場合、解体時に固定グラブ側でサイレージが残ってしまうことがある。 |
カテゴリ | くり |