タイトル | ダブルローナタネ品種の根に、実にはないグルコシノレートが存在する |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター |
研究期間 | 2004~2006 |
研究担当者 |
安本知子 松崎守夫 岡田謙介 |
発行年度 | 2006 |
要約 | 日本の無エルシン酸ナタネ4品種に6種類のグルコシノレート(GSL)が含まれている。ダブルロー品種「キラリボシ」では、莢・種子のGSL含量が低下するが、根のGSL含量の低下は見られない。また、「キラリボシ」幼植物の根にはグルコナスチュールチインが高い濃度で存在し、この物質は発芽阻害作用があるイソチオシアネートを生成する。 |
キーワード | 無エルシン酸、ナタネ、グルコシノレート、HPLC、ダブルロー |
背景・ねらい | 転換畑を利用したバイオマス利用による地域循環システム実用化のためナタネ-ヒマワリ体系に着目しているが、昨年までの試験でナタネ跡ヒマワリに生育抑制が認められた。この要因の一つとしてナタネに含まれるGLSに着目する。日本には心臓疾患の原因となるエルシン酸を含まない無エルシン酸ナタネが4品種育成されており、このうち「キラリボシ」は種子のGSLも低いダブルロー品種である。GSLの分解産物には抗菌性や他植物への生育阻害等の生理作用が知られており、ナタネ植物体におけるGSLに関する情報はナタネ-ヒマワリ体系を確立する上で重要である。そこで、日本の無エルシン酸ナタネ4品種におけるGSL組成と含量の推移を調査する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | あぶらな 育種 シカ なす なたね ひまわり 品種 |