タイトル | 水稲耐冷性極強系統「北海PL5」の穂ばらみ期耐冷性遺伝子座 |
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担当機関 | 北海道農業試験場 |
研究期間 | 1999~2000 |
研究担当者 |
加藤明 斉藤浩二 |
発行年度 | 1999 |
要約 | 水稲「北海PL5」は、穂ばらみ期耐冷性に関与する主働遺伝子を、第4、10及び11染色体に持つ。第11番染色体の遺伝子はRFLPマーカーG181と強く連鎖しており、大きな作用力を持つ。第4染色体の遺伝子は中間母本農8号の持つ耐冷性遺伝子と同じ座位にあり、これらの遺伝子はいずれもほぼ完全優性に働く。 |
背景・ねらい | 水稲「北海PL5」は、北海道品種にペルーの在来種Lambayque 1の耐冷性遺伝子を反復戻し交雑及び耐冷性選抜により導入して育成された耐冷性極強系統(B3F6)である。 本研究では「北海PL5」の穂ばらみ期耐冷性に関与する遺伝子座を解明するため、「北海PL5」のDNAのRFLP解析を行ってLambayque 1由来の染色体領域を明らかにし、耐冷性と連鎖するRFLPマーカーを選定した。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | [北海PL5]の第11番染色体の耐冷性遺伝子はRFLPマーカーG181と強く連鎖しており、マーカー選抜による耐冷性品種育成への利用が可能である。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
カテゴリ | 育種 水稲 品種 |