直播栽培向け低アミロース米水稲新品種候補系統「北海288号」

タイトル 直播栽培向け低アミロース米水稲新品種候補系統「北海288号」
担当機関 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター
研究期間 1992~2002
研究担当者 安東郁男
清水博之
黒木 慎
荒木 均
三浦清之
永野邦明
西村 実
今野一男
発行年度 2002
要約 早生低アミロース系統「北海288号」は、直播栽培において「ゆきまる」より一穂籾数が多く多収である。直播栽培での白米アミロース含量は移植栽培の「あやひめ」並に低く、良食味である。
キーワード 水稲、直播、低アミロース、早生、良食味
背景・ねらい 今後稲作の一層の規模拡大による生産コスト低減、複合経営化等による所得向上を図るには、省力で労働ピークの緩和が可能な直播栽培技術の導入が必要である。これまでの北海道の直播向け奨励品種「きたいぶき」は食味が不十分であるため、近年は「ゆきまる」が直播栽培に用いられている。しかし「ゆきまる」も価格が低迷し、作付けが減少してきている。そのため、多収で良質の直播向け品種の育成・普及が強く求められている。
成果の内容・特徴 1.交配組合せは、道北53号/水稲中間母本農11号//空育139号(後のゆきまる)である。道北53号に由来する「あやひめ」「はなぶさ」と同じ低アミロース遺伝子をもつと推定される。2.直播栽培での出穂期・成熟期は、育成地では「ゆきまる」より出穂期で2~3日遅く、成熟期で3日遅い早生の晩である(表1)。3.直播栽培では「ゆきまる」より一穂籾数が多く多収である。(表1、表2)4.食味は「ゆきまる」に優る。(表1)。5.直播栽培での白米アミロース含量は約10%で、移植栽培の「あやひめ」並である(表1)。直播栽培での白米蛋白質含量は「ゆきまる」より低く、移植の「あやひめ」並である(表1)。6.苗立ち率は「ゆきまる」よりやや低い。耐倒伏性は「ゆきまる」並の
成果の活用面・留意点 1.上川中部及び留萌南部以南の直播栽培に用いる。2.生産米の用途は「あやひめ」「はなぶさ」同様、主としてブレンド用である。3.「ゆきまる」より苗立率がやや劣るため、「ゆきまる」と同等の苗立ち数を確保するためには播種量を増やす必要がある。
図表1 213300-1.gif
図表2 213300-2.gif
図表3 213300-3.gif
カテゴリ 規模拡大 経営管理 コスト 直播栽培 新品種 水稲 播種 品種 良食味

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