タイトル | 収量性、褐斑病抵抗性に優れるスムーズブロムグラス新品種「北見7号」 |
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担当機関 | 北海道立北見農業試験場 |
研究期間 | 1986~2004 |
研究担当者 |
吉澤 晃 下小路英男 古谷政道 佐藤公一 玉置宏之 足利和紀 藤井弘毅 鳥越昌隆 中住晴彦 川村公一 |
発行年度 | 2004 |
要約 | スムーズブロムグラス中生品種「北見7号」は、「アイカップ」と比較して収量性、褐斑病抵抗性に優れる品種である。北海道の旱ばつ害を受けやすい草地における採草利用に適する。 |
キーワード | 飼料作物育種、イネ科牧草、スムーズブロムグラス、収量性、褐斑病抵抗性 |
背景・ねらい | スムーズブロムグラスは地下茎を持ち、深根性で根群は広く豊富で極めて耐旱性に優れる特色がある。また海外ではチモシーが安定的に越冬できない寒冷少雪地帯で広く栽培されるなど、耐寒性に優れる特徴も併せ持つ。現在国内における需要量は少ないが、オホーツク海沿岸地帯の砂丘地や網走・十勝地方内陸部などを中心に、北海道内各地の旱ばつ害を受けやすい地域の草地では、同地域で最も普及しているチモシーより生産性が高いため、旱ばつ被害軽減草種として今後栽培面積を拡大させる必要がある。国内で初の品種として昭和61年に「アイカップ」が育成されたが、収量性やスムーズブロムグラスの最重要病害である褐斑病に対する抵抗性については、さらなる向上が必要と考えられた。そこでこれらの形質を改良した新品種を育成し、道内の旱ばつ害を受けやすい地域の草地への普及を図ることにより、良質自給粗飼料の安定生産に貢献する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | 育種 飼料作物 新品種 耐寒性 抵抗性 品種 |