タイトル |
薬草センキュウの小いもの種いも利用技術 |
担当機関 |
新潟県農業総合研究所 |
研究期間 |
1997~1997 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1997 |
要約 |
薬草センキュウの種いもに関して、着生数の少ない20~30gの中いもを利用する慣行法に加え、着生数の多い10~20gの小いもを効率的に利用しうる技術を確立した。
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背景・ねらい |
薬草センキュウの種いもに用いられる中いも(20~30g)は着生数が少ない。効率的な生産を図るために、着生数の多い小いも(10~20g)の利用を積極的に利用することが考えられる。そこで、小いもの効率的利用技術を開発するため、定植時の栽培密度および施肥量について検討した。
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成果の内容・特徴 |
- 地下部生体重平均347gの親株から20~30gの中いも2.8個に対し、10~20gの小いもは
4.8個、同262gからは中いも1.2個に対して、小いも3.6個と、小いもの方が多くとれる(表1)。 - 栽植密度が571および476(株/a)(畦幅140㎝、株間25~30㎝の2条植え)では、小いもを利用しても、慣行の中いもを利用した栽培と同等の地下部生体重が得られる(表2)。
- 小いも定植において、施肥量は標準量の2倍程度が適し、慣行の中いも同等の地下部生体重が得られる(表3)。
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成果の活用面・留意点 |
- セリ科のため乾燥に弱いので黒ポリマルチを使用する。
- 施肥量は標準の2倍程度が適切である。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
乾燥
栽培技術
施肥
せり
せんきゅう
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