夏ギク「サマーイエロー」の優良系統「サマー福井1号」、「サマー福井2号」および「サマー福井3号」

タイトル 夏ギク「サマーイエロー」の優良系統「サマー福井1号」、「サマー福井2号」および「サマー福井3号」
担当機関 福井県農業試験場
研究期間 1997~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 長期の栽培で、形質劣化の著しい「サマーイエロー」の商品性を高めるため、優良系統を選抜・育成した。「サマー福井1号」は早生系で花のボリュームが、「サマー福井2号」は中生系で花のボリュームが、また「サマー福井3号」は晩生系で開花揃いが良いという特徴を持つ。
背景・ねらい 6~8月に出荷される黄色の中輪ギクの代表品種「サマーイエロー」は、栽培歴が長いため、長期間の栄養繁殖による形質劣化が生じ、それによる品質低下が問題となっている。 そこで、平成7年に県内主要産地9カ所から親株を導入し、平成7年には1次選抜で13系統を選抜、平成8~9年には最終選抜を行い、開花時期、開花揃い、花品質等に特徴のある3系統を選抜した。最終選抜においては、県内産地の生産者、指導者による審査会を実施した。
成果の内容・特徴
  1. 開花時期は、「サマー福井1号」で対照(サマーイエローの福井農試保存株)より5~7日早く、「サマー福井2号」は同程度で、「サマー福井3号」では5日程度遅い。また
    「サマー福井2号」および「サマー福井3号」は、開花揃いも良好である(図1)。
  2. 花品質は、「サマー福井1号」および「サマー福井2号」では花重、舌状花数で対照を上回り、ボリューム感があり、「サマー福井3号」は、花の大きさと花重でやや劣るものの、舌状花数が多い(表1)。
  3. 切り花品質は、「サマー福井3号」では切り花長および切り花重が対照をやや上回り、「サマー福井1号」および「サマー福井2号」では対照と同程度である(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 3系統とも、エスレル1回処理による7月収穫の作型が適す。
  2. 肥培管理等は、慣行栽培に準ずる。
  3. 3系統とも現在増殖中であり、生産地の希望に応じ親株として供給していく。
図表1 214257-1.gif
図表2 214257-2.gif
図表3 214257-3.gif
カテゴリ 出荷調整 繁殖性改善 肥培管理 品種

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