タイトル |
多雪中山間地に導入し得るアスター、ヒマワリ、カンパニュラの作型 |
担当機関 |
新潟県農業総合研究所 |
研究期間 |
1997~1997 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1997 |
要約 |
多雪中山間地の新しい特産作物化を目指し、新規有望切り花品目としてアスターの8月上旬採花の作型、切り花用ヒマワリの6月下旬~8月上旬採花の作型、カンパニュラの6月中下旬採花の作型を明らかにした。
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背景・ねらい |
新潟県の中山間地域はユリの切り花栽培が盛んであるが、球根購入等に多額の費用が必要となり取り組む農家も限定される。そこで導入が容易な新規切り花品目としてアスターとヒマワリ、カンパニュラの作型を明らかにした。
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成果の内容・特徴 |
- アスターの松本系とミス系は中山間地において8月上旬の採花を目標とすると、松本系は4月中下旬播種・5月中下旬定植に、ミス系は4月中旬播種・5月中旬定植になる(表1)。
- 無花粉系切り花用ヒマワリの中山間地における作型は図のようになり、播種期と品種の組み合わせにより6月下旬から8月上旬までの連続採花が可能となる(図、表2)。
- カンパニュラは準高冷地において5月中・6月下旬播種、8月下・9月下旬定植で翌6月中下旬に採花でき商品として十分な生育が得られる(図、表3)。
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成果の活用面・留意点 |
- アスターのミス系は播種が遅れると、8月上旬の採花に間に合わない。
- ヒマワリの「かがやき」は無肥料で栽培が可能で、切り花として扱いやすくなる。
- カンパニュラの育苗は、準高冷地においても高温時に遮光が必要である。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
肥料
アスター
育苗
カンパニュラ
栽培技術
中山間地域
播種
ひまわり
品種
ゆり
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