12月に定植するトルコギキョウのポリトンネル密閉による生産安定

タイトル 12月に定植するトルコギキョウのポリトンネル密閉による生産安定
担当機関 石川県農業総合研究センター
研究期間 1997~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 トルコギキョウを12月の低地温期に定植する場合、定植後十分にかん水したのち、透明ポリフィルムで60日~90日間トンネル密閉することにより、初期生育の促進、安定した切り花品質の確保および開花期の前進が図られる。
背景・ねらい 本県のトルコギキョウの生産は、11月に定植し6月から出荷する作型が中心である。しかし、他の品目との複合経営を行う生産者では、施設の利用上定植期が12月となり、定植時のかん水に伴う低地温で活着不良が起こりがちである。そこで、定植直後から透明ポリエチレンフィルムのトンネルで長期間密閉することでかん水回数を削減し、初期生育を安定化させる技術を開発した。
成果の内容・特徴
  1. 12月定植・マルチ栽培において、定植時に十分かん水した直後、厚さ0.05mmの透明ポリエチレンフィルムでトンネル被覆し、裾から空気の出入りがないよう密閉する。
  2. 定植後、2月中旬までの平均地温は、トンネル密閉を行った場合はマルチのみの場合(平均8.8℃)に比べ2~3℃高く推移する(図1)。
  3. トンネルなしの場合、茎葉及び根の伸長は冬季間緩やかで3月以降開始するのに対し、トンネル有りの場合では2月中から伸長を開始する(図2、3)。
  4. トンネル有りの場合、なしの場合に比べ、密閉期間90日では10日間、密閉期間120日
    では15日間開花期が早まる。また、切り花の上物率は、密閉期間30日または60日で85%、90日では76%となり、トンネルなしの55%を上回る(表)。品質の安定化を図るには60日間の、また、品質をある程度確保したうえで開花期の前進化を図るには90日間の密閉期間が適当である。
成果の活用面・留意点
  1. 秋冬季に定植する作型において、定植期が遅れ地温が低下した場合でも安定した栽培が可能となる。
  2. 密閉期間が60日を超える場合は、途中1、2回のかん水が必要である。
  3. 特定品種(「あずまの波」)および細砂壌土における試験結果であり、品種もしくは土質が異なる場合には、トンネル内を普段に観察してかん水間隔を判断する必要がある。
図表1 214264-1.gif
図表2 214264-2.gif
図表3 214264-3.gif
カテゴリ 経営管理 栽培技術 出荷調整 トルコギキョウ 品種

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