| タイトル |
全般発生開始期に基づいた葉いもち防除法 |
| 担当機関 |
新潟県農業総合研究所 |
| 研究期間 |
1998~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1998 |
| 要約 |
葉いもちの全般発生開始期病斑を1世代として,2世代期に薬剤散布すると葉いもち抑制効果が最も高い。その際に防除効果が高いのは予防・治療効果を有する薬剤である。いもち病多発生地における追加散布適期は初回散布の10日後頃である。
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| 背景・ねらい |
新潟県における穂いもち多発生年には,葉いもち防除の遅れが常に指摘される。必要最小限の農薬使用により安定した穂いもち防除効果を得るには,葉いもちへの適期防除によって極力穂いもち伝染源量を減少させる必要がある。 葉いもち防除は,全般発生開始期病斑を1世代として,3世代目の病斑を出現させないように実施することが推奨されている(小林1984)。この効果を実証することで,全般発生開始期に基づいた葉いもち適期防除法を確立し,必要最小限の農薬使用による環境保全的いもち病防除を推進する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 2世代期の初発を確認した6月第6半旬の薬剤散布は,7月10日前後の急増期発病を抑制する効果が高く,これ以降は,散布時期が遅れるほど抑制効果は劣る(図1,図2)。
- 防除効果は,予防・治療の両効果を有する薬剤で高い(表1)。
- カスガマイシン・フサライドゾルの1000倍液・120?/10a散布の発病抑制期間は散布後10~16日までであり,その後,多発生地では発病の再増加がみられる(図1,図2)。全般発生開始期直後の散布では再増加の時期が早まる。
- 多発生地における葉いもち防除回数を2回とすると,2回目の散布時期は初回散布の10日頃でフサライドフロアブルの1000倍液・120?
/10aを散布する(表2)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 葉いもち防除時期の判断及び薬剤選択に活用する。
- 新潟県の全般発生開始期はおよそ6月20日前後で,予防・治療の混合剤を用いた葉いもち散布適期は6月末となる。ただし,感染好適条件の出現状況により散布時期は変化するので,予察情報に注意する。
- 感染好適条件の出現状況や全般発生開始期,2世代期の予測結果は,病害虫防除所を通じ入手できる。
- 6月末の2世代期であっても発病のみられない地域・圃場もあるので,防除にあたっては必ず見歩き調査により発生状況を確認する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
病害虫
いもち病
農薬
病害虫防除
防除
薬剤
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