| タイトル |
黒毛和種の受精卵を用いた牛核移植産子の作出法 |
| 担当機関 |
石川県畜産総合センター |
| 研究期間 |
1998~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1998 |
| 要約 |
優秀な遺伝形質を有する能登牛の増産を目的に、その受精卵をドナー細胞とした核移植技術で作出された核移植卵を受卵牛に2卵ずつ移植して産子を生産した。
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| 背景・ねらい |
同一の遺伝形質を有する個体を複製する技術として核移植技術が開発され、日本では1990年に初めて核移植による牛産子が誕生している。この技術を利用して、遺伝的に優秀な能登牛の増産を図る。
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| 成果の内容・特徴 |
- レシピエント卵子は、と畜場で採取した卵巣から回収した未成熟卵を常法により成熟させた後、核の除去を行った。卵子の活性化処理は青柳ら(1994)の方法に従い、Caイオノホア、電気刺激、シクロヘキシミドの各処理を施した。ドナー細胞は人工授精後5日目に非外科的に採卵した黒毛和種の体内受精卵を用い、その構成する細胞を単離して、活性化処理を終えた卵子に注入した。注入後、電気刺激を与えてドナー細胞とレシピエント卵子を融合させた。融合した核移植卵は、マウス胎子繊維芽細胞を共培養として5%CS添加CR1aaで8日間体外培養し、胚盤胞期まで発生した移植可能卵を受卵牛に移植した(図1)。
- 核移植卵の発生成績では、融合率が89.3%(184/206)、卵割率が85.9%(158/184)、胚盤胞率が33.2%(61/184)であった(表1)。
- 胚盤胞まで発生した核移植卵を1卵移植した11頭の受卵牛のうち2頭が受胎(18.2%)したが産子は得られず、2卵移植した12頭のうち4頭が受胎(33.3%)し、4頭のいずれも単子を得た(表2)。
- 生産された4頭の核移植産子の誕生時の体重は27~46kg、在胎日数は279~287日であった(表3)。
- これによって推定育種価の高い能登牛の受精卵をドナー細胞に用い、黒毛和種においても核移植技術により産子を得られることが判明した。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 受精卵クローン牛が実用的な生産技術として利活用されるためには、少なくとも1個の受精卵から遺伝的に同一の牛を複数生産する必要がある。
- 黒毛和種の受精卵を核移植技術により生産した産子は登録できないことに留意する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
育種
肉牛
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