βーカロチン含量の高い良品質サイレージの調製法と乳牛への給与効果

タイトル βーカロチン含量の高い良品質サイレージの調製法と乳牛への給与効果
担当機関 新潟県農業総合研究所
研究期間 1997~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 イネ科牧草を出穂始めまでに刈り取り、水分40%前後に予乾することによってβ-カロチン含量の高い良品質サイレージが調製できる。これを乳牛に給与することによって必要なβ-カロチンを充足することができる。
背景・ねらい 購入粗飼料に依存している府県の酪農では、乳牛の繁殖成績に関与するβ-カロチンの不足が指摘されている。そこで必要なβ-カロチンを、自給の粗飼料から給与することを目的に、サイレージ調製法と乳牛への給与効果を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. イネ科牧草を出穂始めまでに刈り取ることによって、β-カロチン含量の高い生草が得られる(表1)。
  2. 刈り取り後、水分40%前後に予乾することによりβ-カロチンの保持率が高い良品質サイレージが調製できる(表2)。
  3. 前記条件で生産したサイレージを約3.5㎏乳牛に給与することにより、1日に必要とされるβ-カロチン(300mg)を供給できる(表2)。
  4. β-カロチン含量の高い良品質サイレージを給与した乳牛では、乾草を給与した場合と比較して、血漿中β-カロチン濃度は顕著に増加する(図1)。
成果の活用面・留意点
  1. 生産現場において良質粗飼料生産の必要性を示す資料とする。
  2. 高水分サイレージ(水分60%以上)の方がβ-カロチンの保持率は高いが、品質が劣化し易く、取り扱い・作業性の面でも問題があるので、水分40%前後まで予乾することが望ましい。
図表1 214323-1.gif
図表2 214323-2.gif
図表3 214323-3.gif
カテゴリ 乳牛 繁殖性改善

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