| タイトル |
うめ「新平太夫」の夏季せん定による着果の安定化 |
| 担当機関 |
福井県園芸試験場 |
| 研究期間 |
2000~2000 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
2000 |
| 要約 |
樹勢が旺盛になり過ぎて着果が不安定なうめ「新平太夫」では、夏季せん定を行い、樹冠内の発育枝をすべてせん除し、骨格枝上に約40cmの厚さに結果層を配置することにより、樹勢が安定し、収量の年次変動も少なくなる。
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| 背景・ねらい |
うめ「新平太夫」は、豊産性で加工特性も良く本県の推奨品種として近年作付けが増加傾向にある。しかし、本県の主力品種である「紅サシ」に比べて樹勢が強いため、有効土層が深くて土壌肥沃度の高い園では、枝葉が過繁茂になって、着果が不安定で収量の年次変動も大きいのが実態である。そこで、収穫後の貯蔵養分蓄積期の過繁茂を抑え、樹冠内部の受光を高めるために夏季せん定を行い、生育・収量に及ぼす影響を検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 夏季せん定を行うことにより、樹冠内部の受光態勢が良くなつて、短果枝が太くなるとともに、落葉時期も遅くなることから、冬期せん定よりも充実した結果枝が得られ、また花芽密度も高まる(表1)。
- 夏季せん定を実施した翌年から、収量の年次変動が少なくなり、冬季せん定よりも平均収量が50~60%増加した(図1、(表1)。
- 着果を安定させるためのせん定法として次のようなことが重要である(図2)。
1)樹冠内の40cm以上の発育枝は原則としてすべて間引く。 2)骨格枝上に約40cmの厚さで側枝が重ならないように結果層をつくる。 3)骨格枝の下側から出ている側枝はすべて間引く。 4)樹冠内に空間があれば、50~70cm程度の弱い発育枝を約半分に切り返して側枝化させ、着果させる。 5)以上の点を考慮し、新梢のせん除率としては、夏季せん定初年目の樹では、総新梢伸長量の65~70%程度、夏季せん定を継続している樹では60%程度とする(表2)。 6)せん定時期は、夏季せん定初年目は収穫後できるだけ早く実施し、継続して実施する際は日焼け防止の観点から8月の方がよい(表1)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 樹勢が強く着果が不安定な樹で行う。
- 夏季せん定により、葉面積が少なくなり、夏季の強い日射で骨格枝が日焼けする恐れがあるため主枝、亜主枝には必ずホワイトンパウダー等日焼け防止資材を塗布する。
- 夏季せん定を継続して樹勢が低下してきたときには、冬季せん定に戻す。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
うめ
加工特性
品種
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