| タイトル |
強害外来雑草の初期発生本数とトウモロコシ生産 |
| 担当機関 |
群馬県畜産試験場 |
| 研究期間 |
1995~1997 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1995 |
| 要約 |
初期発生本数が異なる強害外来雑草(キハマスゲ、イチビ、マルバルコウ)のトウモロコシ畑における発生消長は雑草によって異なったが、収穫期における雑草の混入割合は5~15%で、雑草の発生によって、トウモロコシが25~35%減収する。
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| 背景・ねらい |
最近、飼料畑を中心に強害外来雑草の侵入が増加し、飼料の生産性及び品質への影響が懸念されている。さらに、これらの中には異臭や毒性を持っているため家畜給与上問題があるものや、ツル性であるため機械利用上大きな障害となるもの等がある。このため、雑草の初期発生状態(発生本数)が飼料作物生産及び収穫物への混入量に及ぼす影響を明らかにし、対策技術マニュアル作成上の資料とする。
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| 成果の内容・特徴 |
- 雑草の初期発生本数がキハマスゲは0~825本/m2の6水準、イチビは0~60本/m2の5水準、マルバルコウは0~18本の4水準のトウモロコシ畑において収穫期までの雑草の発生消長及び飼料生産量に及ぼす影響を調査した。
- キハマスゲはいずれの初期本数においても収穫時までにその本数が著しく増加したが、増加率は初期発生本数が少ない区ほど多かった。イチビは初期発生本数が少ない場合には増加したが、1m2当たり30本が収穫時の最大密度であった。マルバルコウは発生本数の増減はほとんどなかった(表1・表2・表3)。
- 雑草侵入がトウモロコシ生産に及ぼす影響として、キハマスゲで35%前後、イチビ・マルバルコウで25%前後減収した(表1・表2・表3)。
- トウモロコシ収穫時の雑草混入割合は、初期発生本数が中~多の場合、キハマスゲで7~14%、イチビで5~9%、マルバルコウで14~17%であり、マルバルコウは発生本数が少なくても混入割合が高かった(表1・表2・表3)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 初期発生状態がトウモロコシ生産量に及ぼす影響が明らかとなったので、対策指針に活用できる。
- 雑草混入割合とサイレージ品質について解明する必要がある。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
病害虫
雑草
飼料作物
とうもろこし
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