| タイトル |
静岡県内における新品種「不知火」のウイルス病発生状況 |
| 担当機関 |
静岡県柑橘試験場 |
| 研究期間 |
1995~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1995 |
| 要約 |
かんきつ新品種「不知火」に温州萎縮ウイルス、カンキツタターリーフウイルスの感染が確認され高接ぎ増殖が汚染を助長した物と推測された。
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| 背景・ねらい |
最近の急速な品種更新にともない全国の産地でウイルス病の拡大が懸念されている。 問題となっているカンキツタターリーフウイルスは代表的な台木であるカラタチとの接合部に障害を生じる。温州萎縮病ウイルスは樹勢の衰弱、生産性を低下させ、土壌伝染するがその機構は不明である。そのため近年、静岡県に導入された“不知火"でのウイルスの汚染状況を調査し、今後の被害の防止を図る。
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| 成果の内容・特徴 |
静岡県下の不知火から採種した試料2,289点について抗血清をもちいて温州萎縮病ウイルス(SDV)、およびカンキツタターリーフウイルス(CTLV)の感染を調査した。また、すべての試料について導入経路などを調査した。
- 全試料の7.5%が温州萎縮病ウイルス、12.2%がカンキツタターリーフウイルスを保毒していた(表1)。
- 高接ぎ増殖した樹ではカンキツタターリーフウイルス保毒率が高く
(図1)、特に急速に栽培面積が増加した1991~1994年に導入した樹の保毒率が高かった(表2)。
- ウイルス保毒樹の導入経路による偏りがカンキツタターリーフウイルスで認められたが、導入経路は多岐にわたるため感染経路の特定は難しい。
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| 成果の活用面・留意点 |
ウイルスの保毒が確認された樹から採穂をしないこと。対策として。ウイルスフリー母樹を育成し、健全穂木配布体制の確立を図る。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
萎縮病
新品種
台木
高接ぎ
品種
その他のかんきつ
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