温室バラのスプレータイプ新品種`スターマイン'

タイトル 温室バラのスプレータイプ新品種`スターマイン'
担当機関 神奈川県農業総合研究所
研究期間 1993~1995
研究担当者
発行年度 1995
要約 温室用スプレータイプのバラの新品種を育成した。`スターマイン'と命名し平成6年6月に種苗登録の申請を行った。花色は明るく柔らかなサーモンピンクで、樹勢は強くロックウール栽培にも適している。
背景・ねらい 多様化が進むバラ品種の中でスプレーバラの人気が上がっている。小型のフラワーアレンジメントに使いやすいこと、輪数が多いため割安感があることなどが理由としてあげられる。またスプレーバラの大部分の品種は、最近増加しているアーチング法を用いた栽培によって高品質の切花を収穫できるため、この方法による作付けの増加が著しい。スプレーバラは、大輪系統に比べ品種のバラエティーに幅がなく品種の充実が望まれている。消費、生産の両面でのスプレーバラの増加に呼応し、新しいスプレーバラの育成を行った。
成果の内容・特徴
  1. 育成経過平成元年5月~6月の間に`サマンサ'×`カランボウ'他60通りの組み合わせで交配を行った。第一回目の開花時に花色、花型、花弁数、香りなどに注目して第一次選抜を行い、1777本の実生より114個体を選抜した。自根での生育後に第二次選抜、ノイバラ台での第三次、四次選抜を経て、1個体を選抜した。この個体を代表的スプレー品種である`ミミローズ'を対照品種として比較検討した結果、有望と判断し、`スターマイン'と命名し平成6年6月に種苗登録の申請を行った。選抜は土耕栽培で行ったが、挿し木苗を用いたロックウール栽培でも問題なく栽培できる。
  2. 特性
    1)花の大きさは平均6.5cm、花色は淡いサーモンピンク(花弁表・淡ピンク、花弁裏・淡黄ピンク)で、花弁の形は半剣弁である。花弁数は冬季には30枚程度である。ほのかな甘い香りがある。1切花当たりの着蕾数は6から7輪で、各花の高さは、ややばらつき高低がある。
    2)株立ちは直立性で樹勢は強い。本葉の長さは約17cm、小葉の枚数は7から9枚。成熟葉の色は濃緑色で半光沢がある。とげは花枝の中央部で5本程度である。スプレー部分の腋芽の発生がやや多い。
    3)ロックウール耕においても順調に生育し、切り上がりの普通仕立とアーチング法による栽培の双方に適している。またアーチング法では夏季も品質が高く、周年切りが可能である。
成果の活用面・留意点 1)明るく柔らかい色合いのため、花束をはじめテーブルアレンジメントやブーケなど幅広い利用が考えられる。
2)耐病虫性は普通であるため一般的な病害虫防除を行う必要がある。
図表1 214902-1.gif
図表2 214902-2.gif
図表3 214902-3.gif
図表4 214902-4.gif
カテゴリ 病害虫 挿し木 新品種 ばら 病害虫防除 品種

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