| タイトル |
黄金色の生糸を使用した紬製品の試作 |
| 担当機関 |
茨城県農業総合センター |
| 研究期間 |
1995~1995 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1995 |
| 要約 |
限性黄繭蚕品種「黄白」の雌の繭から繰糸された黄金色の生糸を用いて布地・帯および着物地などの紬織物を試織し、その布地を使用してネクタイや財布・セカンドバックなどの小物類を製作した。
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| 背景・ねらい |
農林水産省蚕糸・昆虫農業技術研究所で育成された限性黄繭蚕品種「黄白」は、繭の色に特徴があり、雌は黄色の繭を作り雄は白色の繭を作る。雌雄の繭をそれぞれ別々に繰糸すれば、雌の繭からは黄金色の美しい生糸ができる。そこで、この雌の繭から繰糸される美しい黄金色の生糸の利用法について検討する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 黄金色の生糸を利用したネクタイなどの製品の試作生糸の黄金色を活かすため、黄金色生糸を精練しないで直接経糸として利用した。緯糸には普通蚕品種の白色繭から手紡糸とした140~160dの糸を使用し「紬織物」を試作した。また、その紬からネクタイや財布・セカンドバックなどの小物を製作し、好評を得た。
- 黄金色の生糸を利用した帯・着物地の試作
(1)帯の試作:経糸すべてに黄金色生糸を使用し、緯糸には手紡糸を使用した。長さ1丈2尺5寸、幅8寸の帯を製作した(表1、図1)。 (2)夏用着物地の試作:経糸に黄金色生糸を約65%使用し、黄金色生糸と糸の性質をあわせるために経糸すべてにセリシン定着を行った。緯糸には手紡糸を使用したが、一般の反物と比べかたくて織りづらい欠点があった。また、夏用着尺地をねらいとしたので緯糸の密度を少なくした(表1、図1)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 和装用だけでなく、黄金色の生糸を使用した洋装製品の開発も可能である。
- 黄金色の生糸の色あせ防止方法について検討する必要がある。
- 繭のブランド化や差別化された紬製品の生産が期待できる。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
品種
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