| タイトル |
ササニシキ多系品種のいもち病多発条件下における発病抑制効果 |
| 担当機関 |
愛知県農業総合試験場 |
| 研究期間 |
1995~1995 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1995 |
| 要約 |
ササニシキ多系品種は多発条件下でもいもち病の発病を抑制したが、その抑制程度は葉いもちに比べ穂いもちで劣った。
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| 背景・ねらい |
同質遺伝子系統を混植する多系品種は、異なる真性抵抗性を利用してイネいもち病が効果的に防除でき、減農薬の環境保全型品種として期待されている。一方、宮城県古川農業試験場で育成されたササニシキ多系品種は、1995年からササニシキBLとして農家圃場で実際に栽培され始めているが、本多系品種のいもち病に対する発病抑制効果とその安定性は多発条件下ではまだ十分に検討されていない。そこで、いもち病の多発条件下においてササニシキ多系品種の発病抑制とその安定性を検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 同質遺伝子系統の種子混合による混植は、多発条件下でもいもち病の発病を抑制したが、その抑制程度は葉いもちに比べ穂いもちで劣っていた(表1)。また、多系品種の収量は他の一般品種同様穂いもちの発病程度に比例して減少した(図1)。
- ササニシキとその9種の同質遺伝子系統を等量混植した多系品種の発病抑制効果は高く、その発病程度は、葉いもちでは薬剤散布(プロベナゾール粒剤)と圃場抵抗性強品種(トヨニシキ)と同程度で、穂いもちでは薬剤散布(トリシクラゾールゾル剤)の発病程度より高かったが圃場抵抗性強品種より低かった(表1)。
- ササニシキの発病を薬剤散布と同程度に抑制するには圃場に分布したレースに対し抵抗性の系統(Pi-zt系統)を葉いもちには50%、穂いもちには75% 混植する必要があった(表1)。
- 2種類の同質遺伝子系統を等量混植した多系品種の発病抑制は、両方の系統を侵すレースが優占した時、十分でなかった(表1、図2)。
- Pi-iとPi-k系統の等量混植区では両系統を侵害するレース037と077が試験2年目に優占したが、ササニシキと9種の同質遺伝子系統を等量混植した区の優占レースは007で、すべての系統・品種を侵すレースは分離されなかった(図2)。
- 以上のことから、ササニシキ多系品種には穂いもちに対し補完的な薬剤防除が必要で、少数の系統で多系品種を構成した場合、すべての系統が罹病化する可能性があると推察される。
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| 成果の活用面・留意点 |
多系品種を利用したいもち病の効果的な防除に活用できる。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
病害虫
いもち病
抵抗性
農薬
品種
防除
薬剤
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