発育指数を用いた水稲コシヒカリの出穂前35日推測法

タイトル 発育指数を用いた水稲コシヒカリの出穂前35日推測法
担当機関 長野県農事試験場
研究期間 1993~1994
研究担当者
発行年度 1995
要約 発育指数を用いた水稲コシヒカリの出穂期予測モデルにおいて、深層追肥や大豆油粕などの穂肥の施用適期とされる出穂前35日に対応するDVIは、概ね0.55である。
背景・ねらい 発育ステージの概念を用いた、推測精度の高い水稲の発育ステージ予測モデルが提唱されてきた。中でも作成が比較的簡便な出穂期予測モデルは、予測精度も高く、その栽培への応用が期待されている。
ただし、理論上発育指数(以下DVI)の値として意味を持つのは0と1のみであって、その中間のDVI値は、幼穂形成期などの個々の発育ステージと対比させ、実証的にそれぞれ確認する必要があった。
そこで、深層追肥や大豆油粕など、出穂前35日が施用適期とされる追肥法における、施用適期とDVI値の関係について検討した。
成果の内容・特徴
  1. 用いた出穂期予測モデルは、平成元年に行った作期移動試験(2カ所8作期)によって、日平均気温および天文日長時間を用いて作成したコシヒカリ用モデル(表1)で、予測誤差は概ね 1.6日である。
  2. 本モデルを用いて、DVI値が0.50、0.55、0.60、0.65、0.70に初めて達した日に大豆油粕(平成5・6年)および深層追肥(平成6年)を穂肥として施用し、各時期別の収量を比較した。大豆油粕を用いた場合(表3・表4)、深層追肥した場合(表5)の何れも、DVI=0.55で最も増収した。また、DVI=0.55となった日は、概ね出穂前35日に相当していた。
  3. これらから、コシヒカリの本出穂期予測モデルにおける、出穂前35日に相当するDVIは、概ね0.55と推定され、出穂前35日の判断を支援する一つの根拠として活用できる。
成果の活用面・留意点
  1. モデルや品種が異なれば、出穂前35日に対応するDVI値が異なるものと考えられる。品種やモデル毎に確認が必要である。
図表1 215021-1.gif
図表2 215021-2.gif
図表3 215021-3.gif
図表4 215021-4.gif
図表5 215021-5.gif
カテゴリ 肥料 水稲 大豆 品種

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