平飼い条桑育対応の高能率上蔟技術体系

タイトル 平飼い条桑育対応の高能率上蔟技術体系
担当機関 群馬県蚕業試験場
研究期間 1996~1996
研究担当者
発行年度 1996
要約 条払い上蔟法を前提に、開発した自動条払い機、自動熟蚕秤量機、自動熟蚕振込機及び蔟懸垂循環装置等を利用した機械化システムと、熟蚕収集から蔟への振込みに至る高能率作業体系を策定した。これの従事者は基本的に2人で可能である。
背景・ねらい 大規模養蚕の上蔟作業改善には、熟蚕発生制御等による計画的な作業進行や作業内容の単純化、さらに人力から機械・装置に移行した飛躍的な能率向上が不可欠である。そこで、生理活性物質等を利用した熟蚕収集の効率化技術、熟蚕の収集から蔟への振込みに至る機械化システム並びに繭質改善のための蔟中保護装置を開発し、これらを基盤に大規模養蚕経営に適応する高能率機械化上蔟技術体系を確立する。
成果の内容・特徴
  1. この上蔟技術体系は、平飼い条桑育を前提に網取り条払い、回転蔟利用の振込み懸垂法を基本にしたもので、1蚕期20箱飼育で年間繭生産量7~8tを目標にした養蚕規模の経営に適応する。(表1)
  2. 使用する機械装置は、開発改良した自動条払い機、自動熟蚕秤量機、自動熟蚕振込み機及び蔟懸垂循環装置等で、これらの組み合わせにより熟蚕の収集から蔟への振込みに至る一連の上蔟作業をシステム化したものである。(表1)
  3. 作業従事者は、熟蚕収集から蔟への振込みまで自動化する場合、原則として2名とするが、熟蚕振込みと蔟懸垂を人力による場合は3名の組み作業とする。
  4. 作業時間は、一貫機械化システムでは上蔟当日の熟蚕収集から蔟への振込みまでが、約8時間、網取り後の残蚕拾い取りまで含めると10.7時間である。また、熟蚕振込みを人力による場合は、熟蚕収集から蔟への振込までが約7.3時間である。(表1)
  5. 蔟中期は、蔟懸垂装置を循環し、送風機及び除湿機を併用して繭質改善を図る。
成果の活用面・留意点
  1. 一貫機械化システムの導入は、先進国型養蚕経営等の大規模養蚕を対象にする。
  2. 自動熟蚕収集機等は、慣行上蔟体系の中に導入し部分技術として活用する。
  3. 高温多湿時の蔟中保護では、除湿と同時に昇温防止に努める。
図表1 215194-1.gif
カテゴリ カイコ 機械化 桑 経営管理

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