10〜11月出荷トルコギキョウの低温処理苗の短日処理による品質向上

タイトル 10〜11月出荷トルコギキョウの低温処理苗の短日処理による品質向上
担当機関 岐阜県農業総合研究センター
研究期間 1996~1998
研究担当者
発行年度 1996
要約 平坦地におけるトルコギキョウの10月~11月出荷を目指した作型では、高温育苗した苗を10℃の低温処理によりロゼットを打破し、定植後短日処理を行うと着花節が上昇し、早期開花が抑えられ切花品質が向上する。
背景・ねらい トルコギキョウは10月から11月に需要が多いにもかかわらず生産が不安定で安定供給が求められている。
平坦地では7月から8月に定植し、10月から11に収穫する作型では、ロゼットが発生したり、高温長日で花芽分化が早まり、切花長が短くなると同時に枝数や花数が減少し、ボリュームがなくなり品質が著しく低下する。
そこで、苗の低温処理と短日処理による品質向上法について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 苗をロゼットに入らせるために、最低気温25℃を目標に50日程度の高温育苗を行うと品種間差はあるが高い率でロゼット化する(表1)。
  2. 本葉2対展開した状態で10℃の冷蔵処理を35日行うことにより、ロゼットを打破することが可能である(表1、表2)。
    低温処理中は1日2時間程度の電照(500LX)とし、乾燥に注意しときどき灌水する。
  3. 低温処理苗を定植後30日間ホワイトシルバーポリトウによりトンネルを行い、9時間日長となるよう短日処理を行ってもロゼットの発生は少ない(表3)。
  4. 短日処理をすることにより着花節位が上昇し、切花長が長く茎も太いボリュームのある草姿となり品質が向上する。
    また、開花時期が1ヶ月以上遅くなる(表4)。
成果の活用面・留意点
  1. ロゼット性は品種間差が大きく、短日処理によりロゼットに入る品種が多くあるので、ロゼットしにくい品種を選ぶことが重要である。
    8月以降の定植では開花期が低温となるので早生品種を用いるようにする。
  2. 短日処理によるロゼットの発生と早期開花を抑えるために、白黒ダブルマルチを使用し、35%程度の遮光を行い地温をできるだけ下げる。
  3. 10月以降は保温、暖房を行い開花促進を図る。
    出蕾後は最低気温を18℃以上に保ち、開花が近づいたら20℃を目標とする。
図表1 215341-1.gif
図表2 215341-2.gif
図表3 215341-3.gif
図表4 215341-4.gif
カテゴリ 育苗 乾燥 栽培技術 出荷調整 トルコギキョウ 品種

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