主要外来雑草の発生時期別の生育特性

タイトル 主要外来雑草の発生時期別の生育特性
担当機関 神奈川県畜産研究所
研究期間 1994~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 主要外来雑草の、発生時期別の開花に要する積算気温が明らかとなった。さらに、開花期間・開花時期と結実との関係が明らかとなった。このことから、各地域における、トウモロコシの収穫期にあった、発生雑草別の適期防除作業日程が予測できる。
背景・ねらい 飼料畑に蔓延した外来雑草が埋土種子となった場合、翌年度以降長期間にわたって発生が継続し、発生時期も数ヶ月間に及ぶこともあるので、主要雑草の発生時期別開花期・開花期間及び発芽力獲得との関連を明らかにすることによって、効果的な防除法の基礎資料とする。
成果の内容・特徴
  1. 4月から7月までに発生する外来雑草のうち、イチビ、ヨウシュチョウセンアサガオ、アメリカイヌホウズキは、トウモロコシの播種期と同一時期に発生した場合は、トウモロコシの生育期間よりも短期間で開花結実した。(図1)
    このことから、適切な防除作業を実施しないと埋土種子が生産される。
  2. 7月までに発生するイチビ・ヨウシュチョウセンアサガオの発芽後開花までの生育は、気温との関連が深く、開花までの積算温度はイチビが11℃基準で490℃、ヨウシュチョウセンアサガオが15℃基準で305℃であった。8月以降は両草種とも強い短日反応を示し、この積算温度以下で開花した(表1)。
  3. 7月に開花するイチビは、11℃基準123℃、ヨウシュチョウセンアサガオは、15℃基準273℃でそれぞれ発芽力(15%・1%)を獲得した(表2)。
  4. 9月以降に発生するイチビは、開花後11℃基準129℃以下では発芽力を持つ種子は生産されなかったが、ヨウシュチョウセンアサガオは、開花後の15℃基準35℃で発芽力(56%)を持つ種子が生産され、同19℃では発芽力は持たなかった(表2)。
  5. 発芽に要する単純積算温度は、発生時期に関わらず植物毎にほぼ一定の温度を必要とした(表3)。
  6. 以上のことから、トウモロコシ単作の場合は、トウモロコシ収穫後でも、イチビ・ヨウシュチョウセンアサガオの残存株又は新たな発生芽による埋土種子が生産される可能性が強いといえる。
成果の活用面・留意点
  1. 発芽までの必要日数を計算する場合は、地域毎の気温で算出すること。
図表1 215421-1.gif
図表2 215421-2.gif
図表3 215421-3.gif
図表4 215421-4.gif
カテゴリ 病害虫 あさがお 雑草 とうもろこし 播種 防除

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