| タイトル |
イチビ、ヨウシュチョウセンアサガオ、オオオナモミの刈取防除適期 |
| 担当機関 |
神奈川県畜産研究所 |
| 研究期間 |
1996~1997 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
飼料畑雑草の刈り取り防除に効果的な生育ステージを明らかにするため、3種類の主要雑草について刈り取り時期と再生、種子の発芽能力獲得の特性を明らかにした。イチビは刈高10cmで開花1週間前に刈り取ると再生率が最低(10%)になり、種子は開花後5日には発芽力を持った。ヨウシュチョウセンアサガオは刈高10cmで開花前3週間以後に刈り取ると再生せず、種子は開花後10日には発芽力を持った。オオオナモミは、刈高10cmで開花前3週間以後に刈り取ると再生しなかった。
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| 背景・ねらい |
有害な外来雑草が飼料畑に発生した場合、サイレージに混入させないことが重要である。しかし、長大作物の収穫期に近くなると、人力による抜き取り又は刈り取りによる駆除は多大な労力を要する。したがって、刈り取りによって再生芽が生育しないステージを明らかにすると共に、再生芽が伸張し刈り取り後、発芽力を獲得するまでの必要日数を調査し、効果的な刈り取り時期を明らかにする。
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| 成果の内容・特徴 |
- 7月に開花したイチビは、どの生育ステージでも再生芽が伸張し開花・結実したが、刈り取り時期と刈り高によって再生率に差があり、開花1週間前に10cmで刈り取ると再生率は10%と最も低くなった。また、再生芽の開花期は、刈り取り時期が遅くなるほど多くの日数を要し、開花1週間前に刈り取った場合の再生芽による開花株は35日遅延することから、トウモロコシの収穫期には新たな埋土種子生産を防止できる(表1)。一方、8月以降に発生したイチビは、刈り取り高さ10cmでは、再生率は0%であった。
- オオオナモミとヨウシュチョウセンアサガオは、開花前3週から開花後2週の期間、刈り取り高さ10cmでは、再生芽は伸張しなかった(表1)。
- 7月に開花したイチビ及びヨウシュチョウセンアサガオは、開花日に結球部を採取し、保存5日後、10日後にはそれぞれ発芽力のある種子が生産され、植物体全体で乾燥させると追熟し、さらに高い発芽力を持った(表2)。
- 以上により、イチビは開花1週間前頃に、ヨウシュチョウセンアサガオ及びオオオナモミは開花3週間前から開花後10日までに刈高10cmで刈り取ると防除効果が高い。
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| 成果の活用面・留意点 |
イチビ、ヨウシュチョウセンアサガオ、オオオナモミの刈り取り防除の時期を決定するのに有効である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
病害虫
あさがお
乾燥
雑草
とうもろこし
防除
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