日本なし「秀玉」の外観向上のための袋かけ法

タイトル 日本なし「秀玉」の外観向上のための袋かけ法
担当機関 東京都農業試験場
研究期間 1997~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 日本なし「秀玉」果実に対し、満開後20日前後に小袋かけを行うことにより、果皮単位面積当たりの果点コルク数が減少し、外観が向上する。
背景・ねらい 「秀玉」は、他の主要品種にはない独特な食味を有する青ナシ品種で、東京都の日本なし生産においては、「幸水」と「豊水」の間をつなぐ品種として需要が高い。しかしさびの発生が多いなど、栽培上の問題点が指摘されている。そこで果実外観向上のための対策として、袋かけの時期や袋の種類が、果点コルクの発達に及ぼす影響を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 早期小袋+2重袋処理で果点コルク数が最も少なく、後期小袋+2重袋処理では2重袋単独処理と果点コルク数に差はなかったが、外観は小袋かけの時期が早いほど優れていた(表1)。
  2. 小袋+2重袋処理と2重袋単独処理との比較では、果点コルクの平均直径には差は認められなかったが、小袋+2重袋処理では果皮単位面積当たりの果点コルク数が減少した(表2)。
  3. 小袋+2重袋処理と2重袋単独処理との比較では、小袋+2重袋処理の方がさびの発生は増加したが、果点コルク数が少ないため外観的には優れていた(表2)。
  4. 小袋+2重袋処理と2重袋単独処理との比較では、糖度ならびに硬度に差は見られなかった(表2)。
  5. 外パラフィン2重袋単独処理と内パラフィン2重袋単独処理との比較では、外観ならびに品質に関して大きな差は認められなかった(表2)。
  6. 以上の結果より、「秀玉」における満開後20日前後の小袋かけは、果点コルク数の減少による外観向上効果を持つことが認められた。
成果の活用面・留意点
  1. 小袋かけはさびの発生を増加させる傾向が認められる。発生程度が多い場合には、小袋かけにより外観が低下する可能性もあるので、今後検討の必要がある。
図表1 215433-1.gif
図表2 215433-2.gif
カテゴリ 日本なし 品種 良食味

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