アブラゼミとクサギカメムシによるリンゴ果実被害の見分け方

タイトル アブラゼミとクサギカメムシによるリンゴ果実被害の見分け方
担当機関 長野県果樹試験場
研究期間 1997~1998
研究担当者
発行年度 1997
要約 りんごのアブラゼミとクサギカメムシによる果実被害は外観の吸害痕の有無及び果実内の吸害部の果肉の観察により判別できる。
背景・ねらい りんご果実を吸害する害虫は数種あるが、近年増加傾向にあるカメムシ類による夏期の被害は生理障害やセミによる被害と混同されがちである。適正防除のためには、これら果実被害の原因を明らかにしておく必要がある。そこで、特に混同されやすく被害の発生の頻度が高い、アブラゼミとクサギカメムシによる吸害痕の違いを明確にする。
成果の内容・特徴
  1. アブラゼミとクサギカメムシによるリンゴ果実被害の外観は、いずれも吸害部を中心にくぼみが認められるが、アブラゼミでは吸害部に口吻を挿入した穴が認められ、クサギカメムシでは肉眼では認められない(表2、表3)。
  2. 吸害痕の分布は、アブラゼミでは果実全体に見られるのに対し、クサギカメムシでは果実の肩から上の部分に多い(表2、表3)。
  3. 果実内部は、アブラゼミでは口吻を刺した痕のみか、それを中心に褐変し、スポンジ状になるものは少ないが、クサギカメムシではほとんどがスポンジ状になる(表2、表3)。吸汁痕の深さはアブラゼミでバラツキが大きく、クサギカメムシではほぼ一定である(表4)。
  4. 以上の結果を集約すると、表1に示したようになり、吸汁痕の有無、果実内部の状態を観察することによって、アブラゼミとクサギカメムシの被害の判別が可能となる。
成果の活用面・留意点
  1. 被害の外観のみでも判別できるが、吸害部を切って果実内部の状態も併せて調査すると確実になる。
  2. リンゴ果実を加害するセミ類、カメムシ類には他の種類もあり、種によっては被害の様相が異なる可能性もある。
図表1 215438-1.gif
図表2 215438-2.gif
図表3 215438-3.gif
図表4 215438-4.gif
カテゴリ 病害虫 害虫 カメムシ 生理障害 防除 りんご

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