| タイトル |
底流循環型毛管水耕による寒冷地でのメロン夏作栽培とイチゴ促成栽培の施設周年利用技術 |
| 担当機関 |
長野県南信農業試験場 |
| 研究期間 |
1997~1997 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
遮根シートで水流と根圏を区分し、根が水中にも伸びられるように改良した底流循環型の毛管水耕装置は、寒冷地において、メロン夏作栽培とイチゴ促成栽培の組み合わせによる同一施設の周年利用体系が採用できる。
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| 背景・ねらい |
長野県でも養液栽培が増加してきているが、寒冷地のため施設の導入と運転経費が余計にかかり、技術指導も継続的に行われ難い状況にある。また、養液システムが固定的で、適用作物の範囲が狭いため品目転換や組み合わせが困難である。そこで、低コストな養液栽培装置を開発し、メロン夏作とイチゴ促成栽培の施設周年利用体系を確立する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 開発した底流循環型毛管水耕装置は、養液の循環する部分と根の張る部分を遮根シートで区分し、吸水マットと根部支持体のクンタンとで水分の供給を安定させている。これにより作物は、湿気中根と水中根のバランスをとりながら生育できる。この装置では、メロン夏作とイチゴ促成栽培による施設の周年利用が可能である(図1,図2)。
- メロン夏作栽培は、6月上旬には種しクンタン育苗の後、7月上旬に定植して9月上旬に収穫する。品種はつる割れ病抵抗性の「アールス雅夏系」を用いる。管理は、アールス系ハウスメロンの栽培に準ずる。栽植本数は10a当たり2000株で収量2.8t位である(表1)。
- イチゴ促成栽培は、「章姫」を7月下旬に採苗して50穴セル成型で20日位育苗後、クンタンでポットへ鉢上げし、さらに20日位育苗して根鉢を形成させ9月中旬に定植する。収穫期間は11月下旬から5月下旬とする。管理は「章姫」の促成栽培に準ずる。栽植本数は10a当たり8000株で上果収量3.5t位である。炭そ病の持ち込みに注意する(表2)。
- 養液管理は、大塚AまたはSA処方で、ECをメロンは生育初期1.3、成熟期1.5mS/cmとし、イチゴは定植から活着まで0.8~1.0、出らい期以降1.0~1.2mS/cmに調節する。pHは、5.5~6.5を目標に管理する。また、給液は、昼間常時、夜間15分間欠で行い、水位は、吸水マットの上面までとする(データ省略)。
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| 成果の活用面・留意点 |
開発したシステムは、意匠登録出願中であり、「NK毛管水耕システム」として長野県経済連から販売されている。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
育苗
いちご
栽培技術
抵抗性
低コスト
品種
メロン
養液栽培
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