キトサンが採卵鶏雛の免疫能に与える影響

タイトル キトサンが採卵鶏雛の免疫能に与える影響
担当機関 茨城県養鶏試験場
研究期間 1996~1997
研究担当者
発行年度 1998
要約 エビ・ザリガニなど甲殻類の外殻の主成分であるキチンより精製されたキトサンを採卵鶏の雛(10~94日齢)の飼料に3%添加して給与し、NDワクチンのHI抗体価を調査したところ、無添加のものに比べて高い値を示した。
背景・ねらい キチン・キトサンが持つと言われている免疫賦活能が鶏の雛に有用であるかについて検討するため、育成率等とニューカッスル病(ND)ワクチンの赤血球凝集阻止抗体価(HI抗体価)の変化について調査した。
成果の内容・特徴 供試鶏はロード系の雛 192羽とし、市販の育成用飼料を基礎としてキトサン3%添加区(試験区)と無添加区(対照区)の2区分を設定し各区に96羽(48羽×2反復)を割り当て、10~94日齢を試験期間として生存率、飼料消費量、NDワクチンのHI抗体価について検討した。
なお、試験期間は幼雛期(10~35日齢)、中雛期(36~70日齢)、大雛期(71~94日齢)の3期に分けて調査した。
  1. 飼料消費量は、中雛期は対照区、大雛期は試験区がそれぞれ若干多かったがいずれも有意な差ではなかった。(表1)
  2. HI抗体価(GM値により表示)は、有意な差ではなかったがいずれの日齢においても試験区が対照区より高い値を示した。(図1)
  3. HI抗体価20以上の個体の割合を示した免疫率は、有意な差ではなかったがいずれの日齢においても試験区が対照区より高い値を示した。(図2)
  4. 試験期間内のへい死及び淘汰は無く、いずれの区も生存率が100%であった。
    以上の結果、キトサンの飼料への3%添加は雛の嗜好性には影響が無く、NDに対する免疫賦活能を持つ可能性が示された。
成果の活用面・留意点 今回の試験期間において、キトサンを3%添加することにより約600円/羽の経費の上乗せが必要であったことから、技術の普及をはかるためには添加量及び期間等について更なる検討が必要と思われる。
図表1 215705-1.gif
図表2 215705-2.gif
図表3 215705-3.gif
カテゴリ 鶏

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる