三河種を利用した肉用交雑鶏の特性

タイトル 三河種を利用した肉用交雑鶏の特性
担当機関 愛知県農業総合試験場
研究期間 1998~2001
研究担当者
発行年度 1998
要約 三河種に肉用専用種の白色プリマスロック種、ニューハンプシャー種及び赤色コーニッシュ種を交配し、肉質や生産効率に優れる肉用交雑鶏の交配様式を検討した結果、白色プリマスロック種と三河種との交配が最も適した。
背景・ねらい 鶏肉への消費者ニーズが多様化する中で、高品質な鶏肉が求められている。特に日本の在来種を利用した鶏肉が好まれ、全国的な地鶏ブームに至っている。本県では、全国に名高い「名古屋コーチン」(品種名:名古屋種)が生産されている。しかし、その名前から「尾張の地鶏」の印象が強いため、三河地方の特産鶏として、三河種を利用した高品質肉用鶏の開発が要望されていた。本試験は三河種と発育の早い肉用専用種を交配し、肉質や生産効率に優れる肉用交雑鶏の交配様式について検討した。
成果の内容・特徴
  1. 交配様式の違いにより受精率と育成率に差があり、白色プリマスロック種との交雑鶏は有意に高い(表1)。
  2. 交雑鶏の雄雌平均体重は、名古屋種などの地鶏の出荷体重である 2.3Kgに16週以内に到達し、その時点の飼料要求率は約2.6~3.4で、白色プリマスロック種と三河種の交雑鶏はブロイラーと名古屋種の中間である。交雑鶏の中では赤色コーニッシュ種との交雑鶏が優れる(表2)。
  3. 2点嗜好試験法による官能検査から、三河種の交雑鶏は、特に「歯ごたえ」や「うま味」がブロイラーより好ましいと回答され、肉質に有意な差が認められる。また、交雑鶏間にも「うま味」に若干差がみられ、白色プリマスロック種との交雑鶏が最も好まれる(表3)。
  4. 総合的な判断から、白色プリマスロック種と三河種との交雑鶏が肉質に優れた生産効率の高い交配様式であると考えられる。
成果の活用面・留意点 白色プリマスロック種と三河種とを利活用した交雑鶏は「三河地どり」と命名し、平成9年4月より県下に普及を開始している。
図表1 215714-1.gif
図表2 215714-2.gif
図表3 215714-3.gif
カテゴリ 出荷調整 鶏 品種

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