| タイトル |
新梢の遮光処理によるりんごわい性台木M.9ナガノの取り木繁殖効率の向上 |
| 担当機関 |
長野県果樹試験場 |
| 研究期間 |
1998~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1998 |
| 要約 |
りんごわい性台木M.9ナガノの取り木繁殖において、展葉頃新梢を遮光処理(etiolation)することにより台木の発根が促進され、繁殖効率が向上する。
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| 背景・ねらい |
M系のりんごわい性台木は、挿し木による実用的な繁殖がほとんどできないため、通常取り木によって繁殖が行われる。しかし、M.9ナガノ(旧称M.9-:長野果樹試において熱処理によりACLSVをフリー化した系統)台木等の場合、取り木においても発根が少ないことが多く、繁殖の効率を高めるために盛り土前の新梢の遮光処理(etiolation)を行うことによって発根量を増加させる方法を明らかにした。遮光処理には、シルバーマルチ等の資材を用いると労力がかかるので、ピートモス等の軽い資材で新梢を覆う簡易な方法をとった。
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| 成果の内容・特徴 |
- M.9ナガノの取り木母株に対して、展葉頃(新梢が3cm程度となった頃)に、新梢がほぼ隠れる程度にピートモス等の軽い資材で母株を覆う(図1)。この時、遅れて発芽した新梢は完全に埋もれてしまうが、その後多くの新梢はこれを突き抜けて伸長してくる。ピートモス等で覆われた新梢基部は緑化が進まず黄緑色もしくは黄色となる。新梢長が30cmとなった頃(6月上旬)に1回目の盛り土を行い、以後7月中旬にかけて約2週間間隔で2~3回盛り土を行う。盛り土は一度に大量に行わず、毎回新梢の葉が半分程度は地上部に残るようにする。以上の処理により、取り木台木の発根量、一株当たりの優良台木本数、優良苗木率は有意に増加する(表1)。
- 遮光処理により台木の長さ、直径、総本数への影響は認められない(表1)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 遮光処理により、本県で推奨中のM.9ナガノ台木の増殖が容易となる。
- 遮光処理のための覆土材はピートモスの代わりに、手に入りやすいモミガラや軽い土を用いても良い(平成10年度試験成績)。
- 母株が地表面から10cm程度の深植えとなっていると作業がしやすく、風などで資材が飛ばされにくい。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
挿し木
台木
繁殖性改善
りんご
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