| タイトル |
省力・高収益を可能にするイチゴの循環式高設ロックウール養液栽培システム |
| 担当機関 |
愛知県農業総合試験場 |
| 研究期間 |
1998~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1998 |
| 背景・ねらい |
イチゴ栽培は、苗づくりを含めると1作が1年以上に及ぶ。しかも本ぽでの栽培管理や収穫・調整作業は、いずれも腰をかがめた劣悪な作業姿勢で行われ、年間労働時間は2,000時間に達する。そこで、高設ベンチ方式により作業姿勢を改善し軽作業化を図るとともに、高い生産性と高収益性を確保できる循環式ロックウール養液栽培システムを開発する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 本システムは「女峰」を対象に開発したものである。
- 栽培管理及び収穫作業の労働強度は、作業者が腕を下垂させた時の肘の高さに作業面を設定すると最も作業負担が小さくなり、適正なベッドの高さとしては、地表からベッド上面まで100cm~120cmと考えられ(図3)、ベッドの傾斜は不要である。
- 幅10cm×深さ15cmのベッドを2連で配置(図1)することにより、株間18cmの2条千鳥植えで10a当たり約15,000本の栽植本数が確保でき、促成栽培では6.92t/10aの高収量が得られる。
- 山崎イチゴ処方を基に開発した循環式培養液処方(表1)を用い、半量減水時に生育ステージに応じた濃度の培養液を補充し、多回数多量給液することにより、培養液を更新することなく、非循環式と同等の生育、収量が得られる。
- 1果房当たり着果数7果で第2果房まで摘果を行うと、総収量の減少もなく、15g以上の大果収量を大幅に増加でき(図2)、第2及び第3果房の収穫時期を5~21日早められる。
- 摘果作業を行っても、収穫作業時間の短縮等で相殺され、合計作業時間は摘果をしない場合とほぼ同じである。
- 経営試算として、設備費は10a当たり4,097千円を要する。実証試験の結果では、10a当たり粗収入は、7,186千円(過去6年間の名古屋中央卸売市場の平均単価より算出)、経営費は4,366千円と試算され、2,820千円の所得(所得率約40%)が得られる。
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| 成果の活用面・留意点 |
- システムは、発泡スチロールとハウス用パイプ資材で、自家施工できる。
- 循環式では、培養液を介する根部病害に留意する。
- 「女峰」以外の品種では、栽植密度、培養液管理等の検討を要する。
- ハウス内を最低7~8℃を保つよう加温すれば根圏加温は必要ない。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
いちご
経営管理
栽培技術
品種
養液栽培
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