コウリュウ(蒿柳)の増殖・栽培法と天蚕飼育

タイトル コウリュウ(蒿柳)の増殖・栽培法と天蚕飼育
担当機関 長野県南信農業試験場
研究期間 1998~1999
研究担当者
発行年度 1998
要約 天蚕飼料樹としてのコウリュウの挿し木生育促進にマルチ施用が効果的であり、挿し穂のサイズによっては2年目の春期からの天蚕放飼育が可能である。なお、コウリュウによる天蚕全齢飼育はクヌギと比べ繭層重が軽くなる。
背景・ねらい 天蚕飼料樹としてのコウリュウの利点は、挿し木による発根性や生長性が優れており、クヌギと比べ短期間の促成飼育林の造成が可能で多回育に対応した収穫体系が容易にできる。また、クヌギと比べ春の発芽が早いことから天蚕の早期掃立てによる天蚕繭の安定生産が見込まれる。そこでコウリュウの挿し木による増殖・栽培法と天蚕飼育への適用について検討する。
成果の内容・特徴
  1. コウリュウの春期の挿し木活着率は極めて優れている(表1)。
  2. コウリュウの挿し床にマルチ(黒色ポリフィルム)を施用することで裸地のものよりも生長が優れ、枝条数、総条長が増加する(表1)。
  3. 挿し木に用いた穂木の長さが長いほど、また太さが太いほど生長量は大きく、直径12mm、長さ40cmの穂木をマルチ施用したものでは2年目春期からの天蚕放飼育が可能である(表2)。
  4. コウリュウでの天蚕飼育はクヌギと比べ特に壮蚕期で飼育日数が短くなる(表3)。また、全齢コウリュウ育のものでは全齢クヌギ育、稚蚕コウリュウ・壮蚕クヌギ育と比べ繭層重が軽くなる(表4)。
成果の活用面・留意点
  1. 稚蚕用飼料樹としてコウリュウ利用による多回育への活用が行える。
  2. 壮蚕期にコウリュウを飼料樹として用いると繭層重が低下する場合がある。
図表1 215847-1.gif
図表2 215847-2.gif
図表3 215847-3.gif
図表4 215847-4.gif
カテゴリ 挿し木

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